ミセルチカラの磨き方
モチベーションを持続するのに欠かせないこと
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
車椅子テニスの国枝慎吾選手が現役引退を発表されました。
東京パラリンピックで金メダルを獲得した後、モチベーションが上がらずにいたそうですが、昨年ウインブルドンを制して、生涯グランドスラムを達成。ご本人によれば、「やりつくしての引退」だそうです。
単純に「すごいな~」と感動しますけれど、「モチベーション」について思うところがありました。
日頃から私達にも「モチベーションが上がらない」という状況はありますし、特に「社員のモチベーションをどうやって上げるか」という問題はいつでもあります。
この場合「モチベーション」という言葉を「やる気」「意欲」という意味で使うわけですけれど、そもそもは「人が行動を起こすためのきっかけ」です。
何が「きっかけ」になって「やる気」になるかというのは人によって違うにしても、あくまでも「自分だけで完結できること」をきっかけにしないと、やる気も意欲も続かないんじゃないかって思うんです。
「自分だけで完結できること」とは反対に「自分だけで完結できないこと」を頑張るきっかけにしていることってないでしょうか。
例えば、お金。
自分で稼ぐにしても、給与という形で得るにしても、「払う人」という自分ではコントロールできない力が必要です。
お金だけがモチベーションを上げるきっかけになったら、自分が思うようにお金を得られない状況ではやる気を持ちにくくなってしまいます。
例えば、承認や称賛。
誰だって認められたい気持ちはありますし、自分のしたことを褒められることはうれしいです。「次も頑張ろう!」という意欲につながります。
でも、それだけが頑張るきっかけであったら、認めらない、褒められないという状況になった時、モチベーションは上がらなくなります。
どんなことであっても、やる気をもって頑張れるきっかけになるのはいいことです。お金も、承認も、称賛も、否定するものではありません。
でも、1つ言えることは、「やる気のきっかけ」は自分以外の人がいないと成立しないものだけではモチベーションの持続は難しいということです。だから、「自分だけで完結するやる気のきっかけを持つ」ということも必要ではないかと思うんです。
こういう風に言うと、小難しく聞こえてしまいますけれど、「これを食べたら頑張れる!」でもいいんです。今はやりの「推し活」というのもいいかもしれません。
国枝選手は東京パラリンピックの後、今まで打てたこともないバックハンドショットができたことがウインブルドン挑戦へのきっかけとなったそうです。つまりそれは、自分が感じることができる自分の成長です。
いずれにしても、自分だけで完結することの原点はシンプルに「それが好き」ということではないかと思います。
「好きだから自分も成長できる」「成長するからもっと好きになる」の繰り返しかもしれません。
自分でコントロールできる「好き」と、自分でコントロールできない「他の力」の両方を行動のきっかけとして程良いバランスを保てたら、モチベーション持続の方法になるのではないかと思います。
国枝選手は「最後まで一球たりともボールを打つことに手を抜かなかった」そうです。自信を持ってそこまで言い切れるってかっこいいですよね。
私もそうありたいと思います。
国枝選手にとってのテニスのように、みなさんがモチベーション高く、全身全霊をかけてお客様に提供したいのは何ですか?
「自信を持ってと言えないかも…」という方は「Flagship と呼ばれる商品をつくるプロジェクト」をご覧ください。
では、今日も1日お元気で。
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