ミセルチカラの磨き方
広告と広報の違いを踏まえて対策を立てる
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
興味のない人に興味を持ってもらう。
広告などで、キャッチコピーを書く際によく言われることの一つです。
広報でプレスリリースを書く際にも「興味のない人に興味を持ってもらう」という点では同じです。
しかしながら
- 広告:商品を買ってもらうために見込み客の人に広告文を読んでもらう
- 広報:メディアに掲載してもらうためにメディアの人にプレスリリースを読んでもらう
という違いがあります。
広告の場合は商品を買ってもらうのがゴールであるため、興味のない人に「これ欲しいかも」と感じてもらう必要があります。
一方、広報の場合は、メディアの人に「これは広く社会に伝えたいかも」と感じてもらう必要があります。
それゆえ、単に
・性能が良い
・価格が安い
・とても便利
と伝えるだけでは、広告としてOKであっても、広報で書くプレスリリースとしては取材に繋がらない恐れがあります。
また、大手企業のプレスリリースの場合は「トヨタが新車を販売する」というだけで
ニュース性がある
↓
新聞やテレビで取り上げられる
という流れがあります。
しかしながら、残念なことに、有名でない中小企業が新商品を販売するというだけでは、いかに良い商品であっても
ニュース性がない
↓
新聞やテレビで取り上げられない
ことがほとんどです。
したがって、プレスリリースを書く際には
- 社会的な価値はあるか
- ニュース性はあるか
といった要素を勘案して、文章を書く必要性があります。
このように書くと「なんだか難しそうだなぁ」と思われたかもしれません。
けれども、どのような商品であっても、その商品が広く使われることで、何かしらの社会的な影響があります。また、「なぜ、この商品を今販売するのか?」を掘り下げていくと、何かしらのニュース性と結びついているはずです。
ちなみに以前、弊社のあるサービスが新聞で掲載された時は「後継者の育成」という切り口でプレスリリースを書きました。
商品に思い入れがあり、絶対の自信がある場合、プレスリリースを書くと、どうしても広告っぽいものになってしまいがちです。
このため、社外の人を入れてより客観的な視点から
- 社会的な価値はあるか
- ニュース性はあるか
という点を掘り下げていくと、意外とアピールポイントがすぐに見つかったりします。
先日も展示会に行って、いくつかのブースでお話をお伺いしながら、「これってプレスリリースのネタになるのになぁ」と感じたポイントがありました。
資本力では中小企業は大手企業にはかないません。
けれども、中小企業においても
・なぜこの商品を作ったのか?
・この商品を通して、世の中をどう変えていきたいのか?
・どのような人がこの商品を作ったのか?
を真剣に考えて言語化していくと、「これは興味あるかも」と共感する人は必ず出てきます。
↓ ↓ ↓
★プレスリリースを有効活用して商品の売上アップにつなげる方法は「こちら」
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