ミセルチカラの磨き方

2022/12/16

広告と広報の違いを踏まえて対策を立てる

カテゴリー :マーケティング

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

興味のない人に興味を持ってもらうには?
興味のない人に興味を持ってもらう

広告などで、キャッチコピーを書く際によく言われることの一つです。

広報でプレスリリースを書く際にも「興味のない人に興味を持ってもらう」という点では同じです。


しかしながら

  • 広告:商品を買ってもらうために見込み客の人に広告文を読んでもらう
  • 広報:メディアに掲載してもらうためにメディアの人にプレスリリースを読んでもらう

という違いがあります。


広告の場合は商品を買ってもらうのがゴールであるため、興味のない人に「これ欲しいかも」と感じてもらう必要があります。

一方、広報の場合は、メディアの人に「これは広く社会に伝えたいかも」と感じてもらう必要があります。

それゆえ、単に

・性能が良い

・価格が安い

・とても便利

と伝えるだけでは、広告としてOKであっても、広報で書くプレスリリースとしては取材に繋がらない恐れがあります。


また、大手企業のプレスリリースの場合は「トヨタが新車を販売する」というだけで

ニュース性がある
 ↓
新聞やテレビで取り上げられる

という流れがあります。

しかしながら、残念なことに、有名でない中小企業が新商品を販売するというだけでは、いかに良い商品であっても

ニュース性がない
 ↓
新聞やテレビで取り上げられない

ことがほとんどです。


したがって、プレスリリースを書く際には

  • 社会的な価値はあるか
  • ニュース性はあるか

といった要素を勘案して、文章を書く必要性があります。


このように書くと「なんだか難しそうだなぁ」と思われたかもしれません。

けれども、どのような商品であっても、その商品が広く使われることで、何かしらの社会的な影響があります。また、「なぜ、この商品を今販売するのか?」を掘り下げていくと、何かしらのニュース性と結びついているはずです。

ちなみに以前、弊社のあるサービスが新聞で掲載された時は「後継者の育成」という切り口でプレスリリースを書きました。


商品に思い入れがあり、絶対の自信がある場合、プレスリリースを書くと、どうしても広告っぽいものになってしまいがちです。

このため、社外の人を入れてより客観的な視点から

  • 社会的な価値はあるか
  • ニュース性はあるか

という点を掘り下げていくと、意外とアピールポイントがすぐに見つかったりします。

先日も展示会に行って、いくつかのブースでお話をお伺いしながら、「これってプレスリリースのネタになるのになぁ」と感じたポイントがありました。


資本力では中小企業は大手企業にはかないません。

けれども、中小企業においても

なぜこの商品を作ったのか?

この商品を通して、世の中をどう変えていきたいのか?

どのような人がこの商品を作ったのか?

を真剣に考えて言語化していくと、「これは興味あるかも」と共感する人は必ず出てきます。
↓  ↓  ↓
プレスリリースを有効活用して商品の売上アップにつなげる方法は「こちら」
PR作戦会議
 

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