ミセルチカラの磨き方

2022/11/24

心意気だけでは事業を続けていけないという現実を踏まえて仕掛け続ける

カテゴリー :営業

心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

店主の心意気が溢れていたお店が閉店

「今日はどれにする?」と言いながら、お気に入りのラーメン屋さんへ。

お店の前に着くと、何やら様子がいつもと違う。

臨時休業?いや、違う違う…閉店!

 

今年の9月初めに閉店していたようです。

私としてはかなりの衝撃!

すっかり気分はラーメンだったこともありますけれど、今年最初のブログでもご紹介した数少ないお気に入りのお店だったからです。

↓ ↓ ↓

「なぜ食べる前からラーメンが美味しいってわかったのか?」

 

私ももう一度読み返してみたのですが、初めてこのラーメン屋さんに行った時、「お店で提供するものに対する自信と愛情」を感じたわけです。そこここに、店主の心意気が溢れていたお店でした。

わざわざ足をのばして行くお店だったので、しょっちゅう行くわけではありません。

だけど、何度目かの時です。

「ランチタイムなのに妙に人が少ない」ということに気づいていました。

ランチタイムでこの様子では、ディナータイムは推して知るべし。最寄り駅からもちょっと離れていて、アクセスが良いとは言えませんからなおさらです。

 

美味しい商品を提供しています。店主のこだわりが詰まった店づくりです。

開店から2年を待たずに閉店しなければならなかったのはなぜなんでしょうか?

お店はコロナ禍に開店していますから、コロナの流行だけが理由とも考えにくい。

このところの、原材料の高騰も一因であったかもしれません。なんでも値上がりする中で、価格を「ラーメンにしては高い」とお客様が判断したら、客足が減るということもあるかもしれません。

 

もちろん、精一杯のお店の努力だけではどうしようもないことだってありますし、店主に直接聞いたわけではありませんから、あくまでも想像でしかないのですが、「仕掛けが足りなかった」ようにも思います。

「仕掛け」と一言で言ってしまうのは簡単ですが、いろいろ考えられることってあると思います。

 

何度かお店に行く中で、リピートにつながるようなお店からの働きかけがあったか?

というと思い出せません…たぶんゼロです。

一顧客である私は「美味しいから食べたくなる」というだけで行きますので、頻繁に行くこともありません。

 

スタンプカードを作った方がよかったとか、サービス品を作ればよかったとか、そういうことを言いたいのではありません。

それはあくまでも手段ですから、ある意味何でもいいのです。

大事なのは、「お客様にまた来てもらうことを真剣に考え続けたのか」ということだと思います。

提供する商品には自信も愛情も必要ですが、自信が過信に、愛情が心おごりになることは避けたいところ。自戒も込めてそんなことを思いました。

 

このお店のラーメンは賞も取っていたようですし、インスタでの発信もしていたみたいです。

仕掛けを考えるうえでは心意気とお店が目指す方向性を合致させて、全体的な仕掛けの設計が要ります。

本当に残念だな…と思うと同時に、心意気を形にすることの大切さも噛み締めました。

 

だから、私は心意気を形にして経営者が存分に力を発揮するための「仕掛けづくり」が大好きです!

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では、今日も1日お元気で。

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