ミセルチカラの磨き方
「サインを出すのは誰か?」によって「ワンチーム」としての在り方が変わる
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
日中は30度を超えても、朝晩は過ごしやすくなりましたね。秋の気配です。
みなさんにとっては、どんな秋でしょうか?
食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋…。
スポーツ、特にチームで戦うような競技は、ビジネスにも置き換えて語られることがよくあります。
2019年のラグビーワールドカップを記憶している方も多いのではないでしょうか。
そう、「ワンチーム」です。
日本代表チームの活躍を見た人にとっては、「ワンチーム」ってすごく心地の良い言葉ですし、モリモリ力が湧いてくるような気さえします。
チームで力を合わせて、目標に向かう姿はビジネスであっても必要なことですから「ワンチームを目指そう!」と実践されている方もいらっしゃると思います。
でも、この「ワンチーム」にも落とし穴がある!
例えばこんなシチュエーション。
「監督がバントのサインを出しているのにバントをしないのはダメでしょ。」
ワンチームとして戦うとした時、この行為はチームの和を乱すというわけです。
こういうのはどうでしょうか?
バントのサインが出ているのは知っていたけれど、振り抜いたらホームランになった。
これもまた、ワンチームの和を乱すことになると思いますか?
「ワンチーム」としてどういう方向を目指すのか、どんな「ワンチーム」なのかによって、答えは違ってきます。
つまり、「サインを出すのは誰か?」によって、「ワンチーム」としての在り方が変わるということです。
「試合に勝つ」ということでは、目的は同じです。
- 監督が出すサインで戦い方が決まるチーム
- 戦い方の方向性は分かっている中で選手自身が判断するチーム
「ワンチーム」としてどちらが良くて、どちらが悪いかということではなく、大事なのは、経営者がどちらのチームを目指すのかということです。
「ワンチーム」という中で、混同することがあると、時に監督のサインを守れないことがチームの和を乱すことになったり、時に自分で考えるよう自立することを求められたり。これでは、メンバーが混乱します。
ただでさえ「ワンチーム」が機能するまでには、時間がかかります。
目指すチームの方向性が曖昧なままでは、さらに時間もかかって成果につながりません。
だからこそ、どんな「ワンチーム」を目指したいのか?
ぜひ、じっくり考えてみてください。
どんなチームを目指すのかをメンバーで共有することが、「ワンチーム」への最初の一歩です。
では、今日も1日お元気で。
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