ミセルチカラの磨き方
後継社長が先代から事業を引継いだ時にもっとも苦労したこととは?
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
中小企業基盤整備機構の調査した「後継社長が先代から事業を引継いだ時に苦労した点」というアンケート。
第1位に上げられたのは何だったでしょうか?
ちなみに
第2位:金融機関からの借入
第3位:取引先との関係の維持
です。
そして、
第1位:経営力の発揮
でした。
後継社長が事業承継する際には、相続税の問題や株式譲渡の問題、銀行借入の保証人の問題など、クリアすべき問題がたくさんありま
かの経営の神様松下幸之助さんも、「経営力のない人が会社の社長になったら、会社がつぶれてしまう
いかにして経営力を発揮するかは、後継社長のみならず、経営者にとって絶対に避けては通れない課題です。
では、経営力を発揮するとはどういうことなのでしょうか?
以下、私なりに定義してみました。
経営力とは「経営理念に沿って経営を推進する力」です。
経営理念
- ビジョン:理想とする世界
- ミッション:ビジョンの実現に向けて日々取り組むこと
- バリュー:クライアントに提供する価値
経営を推進する力
- 社長が正しく決断すること
- 社員が社長の決断に沿って仕事すること
- 組織が仕組みを柔軟に変えられること
社長が正しく決断すること
- 社長が社内外から広く情報収集できること
- 社長が情報を基に仮説を立てられること
- 社長が結果を受け入れる覚悟を持つこと
社員が社長の決断に沿って仕事をすること
- 社員が経営者の指示内容を理解すること
- 社員が理解したことを実行できる能力やスキルを備えていること
- 社員が意欲を持って仕事に取り組むこと
組織として仕組みを運営できること
- 組織として一定のお約束ごとがあること
- 組織としてお約束ごとが守られていること
- 組織として必要に応じてお約束ごとを変えられること
そして、経営力を発揮するという際の「発揮する」は前述のように定義した経営力について
- 社長が愚直に仕掛ける
- 社員も共鳴して行動している
- 組織として日々成長につなげている
ことです。
社長が愚直にいろいろ仕掛けしても、社員はすぐには共感しません。
しかしながら、それでも粘り強く諦めずに仕掛け続けている中で、一人、そして、もう一人と社長の考え方に共感する人が出てきます。
そして、共感する人が一定の人数になると大きな渦になって、共鳴して行動する社員が増え、組織としての成長につながります。
もし、このように定義した経営力の発揮にご興味がありましたら、ぜひお問い合わせいただければ嬉しく思います。
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