ミセルチカラの磨き方
自らの「かしこ」を捨てたら、より賢明になれる?
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「髪の毛、薄いよね」
「仕事、遅いよね」
「暗いよね」
「オーラがないよね」
「頭悪いよね」
これは過去に私が人から言われたことです。
「髪の毛、薄いよね」
今は他人に対して、このような発言をすると、大問題になりそうですが、私は何回も言われたことがあります。
ただ、これに関しては事実なので、私としては受け止めざるを得ません。若い頃はなんとかしようとお金も時間も使いましたが、結果は出なかったので、これは既にギブアップしています。
「仕事、遅いよね」
私は器用な方ではないので、何かをするにしても時間がかかります。つまり、仕事は早い方ではないという自覚はあります。
ただ、自覚している分、仕事を期限に間に合わせるために
・早めに取り掛かる
・事前の準備を行う
・業務効率化を常に念頭に置く
よう心掛けています。
「暗いよね」
根暗ではないと思いますが、派手にはしゃぐタイプではないので、人からはそう見られることもあります。
また、サラリーマン時代に「いつも眉間にしわ寄せている」と指摘されたこともあります。そして、最近では、直接言われた訳ではないのですが、なんとなく「怖そう」に見えることもある模様。
自分としては、真剣に仕事に取り組んでいるだけなのですが、これらのことは自分ではなかなか気づかないこと。
「他人からどう見えているか」も大切。それゆえ、最近は意識的に口角を上げるよう努めています。
「オーラがないよね」
人のオーラが見える人もおられるようですが、これを直接言われたのは、そのようなタイプの人ではありません。おそらく前述の「暗いよね」と同じ主旨だったのではないかと推測しています。
ただ、自分の過去を振り返ってみると、波風を立てないように行動していたこともあり
自分の存在感を消そうとする
↓
オーラなどを出さないようにする
ことも関係しているのかなぁと感じています。
「頭悪いよね」
これは先の4つの言葉と比べると、「一番言われたくない」ことでした。だから、自分として受け止めることがなかなか難しかったです。
しかしながら、「自分はかしこではない」ということを自覚したら、いろんなことが一気に楽になりました。
世の中には頭の良い方がたくさんおられます。また、自分が情報発信していることに対して「そこは論理的に矛盾している」「その考えは間違っている」と指摘を受けることがあります。
しかしながら、頭の良い人や自分よりも知識や経験が豊富な人に対して、「自分は頭は悪くないんです」「自分は間違っていません」と主張して、相手の主張を論破することはかなりの労力を必要とします。
けれども、「かしこ」を捨てて、「なるほど、そういう見方もあるよね」「やはり、自分の考えは少し間違っていたかも」と捉えるようになったら
- 不必要なストレスがなくなる
- 自分の知識やノウハウがさらに増える
- 日々成長するのを感じる
ようになりました。
自分を知って、それを仕事に活かすためには一人よがりでは上手くいきません。
人からのフィードバックをどのように活かすのかがポイントになりますが、「言われて嫌なことは素直には受け止められない」のが現実です。
けれども、たとえモヤモヤする言葉でも、「人からは自分はそのように見える」と知ることは、自分を成長させるための貴重なきっかけになります。
自分自身のことを突き放して観察するのは難しいです。そして、こちらが頼んでもいないのに、人がいろいろ言ってくれるのは、ある意味、自分に対する突き放した視点を教えてくれることになります。
人からの批判を悪口と捉えるのはもったいないです。
余計なお世話ではなく、有難いお世話と捉え直し、「貴重なご意見をいただき、ありがとうございます!」と心の中で唱えて、自分の糧にしましょう。
なお、自分に対する批判も受け止めて、「死ぬまで成長する」ことを目指したいなら、自分を突き動かす原動力である「心意気」を言語化することがお勧めです。
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