ミセルチカラの磨き方
ゼロからの企画を実現するなら、「ない」を基準にすると何も始まらない
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
ここのところ急に蒸し暑くなってきました。
日差しがなくてもジト~っとしていて、汗をかきますね。
今日はこの間「とってもおもしろい!」と思ったことをみなさんにもお伝えしようと思います。
「水曜日のダウンタウン」という番組、ご存じでしょうか?
ユニークな仮説をたてて検証する番組ですが、私が見た回の検証は「しんどい先輩芸人からコラボを持ちかけられた時の断り方」というものでした。
「断りづらい人からのコラボ依頼をどうするか」ということです。ビジネスシーンにも起こりうることですよね。
断りづらい人としての仕掛け人は、山田邦子さん。「クニチャンネルでコラボ企画をしてほしい」とそこそこ人気のYouTubeチャンネルを持つ芸人さんに持ち掛
番組としては、一番嫌がった人が本当にコラボをするというオチだったのですが、私が興味深く感じたのは、芸人さんそれぞれの考え方の違いです。
大先輩の山田邦子さん本人から依頼されるわけですから、本人の前では「イエス」の返事をします。ここまでは、どの芸人さんも同じです。
・一緒にできることなんてない(何もできない)
・自分はやれない(やりたくない)
・チャンネルを見る人の層が同じじゃない
・やってもウケるわけがない
・自分になんのメリットもない
企画に対してまず「ない」ものばかりを口にしたのが芸人Aです。
一方、コンビ芸人O。大先輩が自分達を知っていてくれたことにとても感激していました。
コラボの依頼には大感謝です。そして、山田邦子さんと別れた後、すぐさま楽しそうに話し始めたのが、「クニチャンネルで今の自分たちにどんなことができるか」ということでした。
「〇〇みたいのはどう?」「こういうのならできそうじゃない?」と具体的な内容まで二人で話し始めていました。
コラボ企画に対して「ない」を基準に考えた芸人Aと「ある」を活かそうと考えたコンビ芸人O。
今、より多く目にするのはどちらの芸人さんだと思いますか?
もちろん、後者です。
「ない」を基準に考えることを私は「ナイナイ思考」と呼んでいます。
ナイナイ思考に傾きすぎると、「ない」を埋めていくこと、なくすことが重要になります。極端な言い方をすれば、「ない」がなくならない限り、行動できないわけです。
現にナイナイ思考の芸人Aは、コラボ企画をやらずに済む口実や方法は考えたものの、それは「実現するための行動」につながらないものでした。
例えば、「〇月〇日にコラボ企画をする」と決定していることだったら、その日までにやらなければいけないことを洗い出して、足りないとか、できていないとか、「ない」を埋めていくことは当然のことです。
でも、今回のように「YouTubeでコラボする」というゼロからの企画を考え始める時に「ナイナイ思考」を発揮したら何も生まれないし、何も始まらないです。
ビジネスにおいても、同じではないかと思います。
これまでの焼き直しではなく、新しいことを始めるのであれば、「ナイナイ思考」ではなく、「アルアル思考」です!
ナイナイ思考については、こちらで詳しく解説しています。自分もそうなりがち…と思われましたら動画をご覧くださいね。
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それでは、今日も1日お元気で。
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