ミセルチカラの磨き方
あえて戦略や戦術を捨てると、見えてくる世界がある
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
会社経営の場合
経営理念
↓
戦略
↓
戦術
↓
仕事
という流れと一貫性が問われます。
そして、最近弊社では、先の流れについて
拠り所
↓
仕立て
↓
仕掛け
↓
仕事
という言葉でお伝えするようにしています。
どのような世界を実現したいのか?
そのために会社が取り組むことは?
そして、会社が提供する価値とは?
それぞれ、ビジョン、ミッション、バリューに相当するものですが、これらは日々仕事をする上での「拠り所」になります。
そして、会社ではその拠り所をベースに経営戦略や具体的な戦術を立てる訳ですが、戦略や戦術は、どちらも「戦」という言葉が入っています。
けれども、昨今の世界情勢を見ても、「戦」が良い結果をもたらさないことは多くの人が感じているところです。
ある雑誌の対談記事で、有名な女性経営者の方が「自分たちは戦いたい訳ではない」といった主旨の話をされていました。
従来の男性中心の世界からすれば「ビジネスは戦いの場だ」という表現はしっくりくるのかもしれません。けれども、女性の視点から見た時に「戦う」ということに違和感をあった模様です。
私もその考え方に共感したので、戦略や戦術という言葉を何か言い換えできないかとずっと考えてきました。
そして、自分としては
- 戦略→仕立て
- 戦術→仕掛け
という表現がすごくしっくり来ています。
拠り所をベースに常に仮説を仕立てて、いろいろと仕掛け続けていく。
そこには戦いによる勝ちも負けもなく、理想の世界の実現に向けた軌跡があるだけ。
理想として皆がハッピーになる世界を掲げているのに、それを実現するステップになると、いきなりライバルを蹴落とかのような戦闘モードになるのは違和感を感じます。
このような言葉が今後どれくらい浸透するかは分かりません。けれども、人は言葉によって多かれ少なかれ影響を受けます。
自分の伝えたいニュアンスが上手く相手に伝わらない時、言葉を変えて表現するのは有効です。
なお、以前あるクライアントさんには「お客様からのクレーム」を「お客様からのSOS」と変えましょうとご提案しました。
残念ながら、まだ浸透していないのですが(汗)、一歩先行く会社は既にその主旨を汲み取って、社員の意識を少しずつ変えておられます。
なお、会社のPR活動においても、従来から社内で使っている言葉を別の表現に変えることは有効です。
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