ミセルチカラの磨き方
仕事で望む結果を得たいなら、小手先のテクニックより心意気を磨く
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
何か新しいことを始める時、最初の段階ではどうしても混乱が生じます。
それは簡単なツールを導入する際にも起こります。
あるプロジェクトで、今後の情報連絡をメールではなく、Slackというツールを使って行うということがありました。
けれども、このような場合、メンバーの中には「新しいツールを使うことに抵抗感を示す」人が必ず一人か二人はいます。
すると、メンバー全員に情報共有しようとする際、「メールとSlackの両方で連絡しないと、一部のメンバーに情報が共有されない」という状況が生じます。
しかしながら、この状況は
・メールだけで情報を共有する
状況と比較しても
・Slackで情報共有する
というプロセスが加わっている分、以前よりも余計な手間がかかっています。
今やさかんにDXが叫ばれていますが、一部の業務だけデジタル化して、手作業で行う業務が残っていたりすると、結局
一つの業務フローの中でデジタル部分とマニュアル部分が混在する
↓
手作業で行う業務がボトルネックになる
↓
かえって以前よりも業務効率が落ちる
↓
「DXなんてやらなきゃ良かった」という多くの社員が思う
恐れがあります。
改革をやるなら徹底的やらないと、混乱が生じて、途中で改革が頓挫します。
一方で、人は本能的に変えることを嫌がるので、急激な変化にすぐについていけない人がいるのも事実。
では、どのようにバランスを取るか?
答えは会社により違いますし、同じ会社でも状況によってベストな対応は異なります。
けれども、大切なことは「改革を推進する人が絶対にやり切る覚悟を持つ」ことです。
前述のプロジェクトでは、最終的にそのプロジェクトが終了するまで、情報連絡はメールとSlackが併存する形となりました。
そこで、その方が別のプロジェクトの推進役になった時、「まずは決めたことをやり切りましょう」とアドバイスしました。
そして、なかなか新しいことを始めることに協力的でない人に対しては
・時にはやさしく協力を求める
・時には厳しく協力を依頼する
・しつこくしつこく何度も協力を求める
・直接ではなく間接的に協力を依頼する・・・
といった策を具体的な方法と共に伝授。
手を変え、品を変え、いろいろとやったところ、ようやく主要メンバー全員の協力を得ることに成功しました。
人は何に心が動くかは分かりません。やさしく伝えた方が効果のある人もいれば、強気で臨んだ方が上手くいく相手もいます。
それゆえ、「この方法なら必ず上手くいきます!」というやり方はありません。
しかしながら、こちらが本気で取り組まないと、いくらテクニックを使ったところで、他人の行動変容を引き起こすことはできません。
自分の心意気なくして、自分の望む結果なし。
やり方やノウハウを学んでも、いま一つ自分が欲しい結果が出てない方は「心意気を持って本気で取り組んでいる仕事なのかどうかを自らよく考察しましょう。
スキルを活かすも殺すも、自分の心意気次第です。
PRサポート事業をやっていて感じるのは
- 自分の心意気を自覚している人はその商品も魅力がたくさん見つかる
のに対して
- 自分の心意気を自覚していない人は特徴があっても商品も魅力が埋没してしまう
ということです。
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