ミセルチカラの磨き方
商品を魅力的に伝えるには絶対的な自信は言わぬが花?
ワクワクの仕掛人、岩井洋美です。
自社の商品やサービスをどのように見せるか、そして、より魅力的に見せるにはどうするかというのは悩みどころです。
商品にしてもサービスにしても、それでビジネスをしようとする人にとっては良いもの、素晴らしいもの、自信のあるものです。だからこそ、手を変え、品を変え、頭を絞って考えるわけです。
「商品としては絶対的な自信がある!」という方から、どうやって見せてビジネスとして、上手く回るようにするかというご相談がありました。
ビジネス構築を考えるなら、世の中の類似品と何が違うのかは気になるところ。
「絶対的な自信」の根拠を聞かないといけません。
「他のものとは何が違いますか?」という私の問いに「私が作ったものだから!」の答え。
内心「いやいや…それは」と思いつつ、「では、私がまったく同じものを作って売ったら、自分が作ったということが違いにはなりませんよね」と言うと、「それは無理。絶対に私じゃないと作れないから!」とおっしゃいました。
「自分自身に自信を持つ」「自分の商品に自信を持つ」ということはとても大事なことです。
「自信」は自分を支える大きな力になりますから。
しかし…。
この方のおっしゃる「自信」は「これが得意なんだ」ということだったり、「私はすごい(だから認めて)」というニュアンスのようです。
お話を伺う限り、とても良い商品です。しっかりとコンセプトを決めて、見せ方を考えれば、「私が作ったから」と言わなくても、上手くいくと思います。
この日、最終的に方向性が決定。ご自身が最初に考えていたコンセプトとは違っていましたが、納得のものになりました。
そこで、この方がひとこと。
「〇〇も学んで資格を取って、△△も資格があって、××に関しても教えられるくらい知識があって、●●も…。全部できる私だからできるんですね」
「それは、有名になってから言いましょう」
…ついつい言ってしまいました。
いろんな資格があっていろんな知識もあってというのは紛れもない事実です。「自負」ということでは、素晴らしいことです。
ただ一方で、この方がビジネスをしようとしている分野においては、そんな人は山盛りいますから、「資格も知識もいっぱいある私」だけでは評価されません。
それに、そういうことは他人から言ってもらってこそ、値打ちがあるというもの。
「あ…っ、やっぱり認めて欲しくって…」と照れ笑いされていました。
「私が作ったから」と言うことが、かえってマイナスになることもあります。
この方の商品、言わない方が売れます!
ご本人は気づいてなかったんですけれど…。
今回の商品の見せ方のご相談、これだけ「自信がある」「私だから」と口にするにはコアコンセプトにつながる理由があると思うんです…。
ただ、プロファイリングをしなくてもそれが分かるようにもなりました。
これまで多くの方が心の内を見せてくださったお話しを聞き続けてきたからこそなのだと思います。
感謝と共に、このことを私の「自負」にします…こっそりと。
PR戦略を考えたい企業のためのPR設計。モニター企業募集も間もなく終了です。
プロファイリングで鍛えた深掘り力がお役にたつと思っています!
↓ ↓ ↓
★PRのモニター企業様を5社募集しています。
それでは、今日も一日お元気で!
ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。
上記のフォームにご登録いただければ、最新発行分より弊社のメールマガジンをお送りさせていただきます。お気軽にご登録いただければ幸いです。