ミセルチカラの磨き方
キャッシュフローの観点からみた経営者の3つのレベル
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
- お金を払って喜んでもらうのは普通の経営者
- お金を払ってもらって喜んでもらうが一流の経営者
- お金を循環させて喜んでもらうのが超一流の経営者
キャッシュフローに関連して、最近私が考える定義です。
まず、お金を払って喜んでもらう。
誰しもお金は欲しいので、気前よくお金を払う、期限までにお金を払うことで、相手は喜んでくれます。
なかには、難癖をつけてなかなかお金を払わない人や期限までにお金を払わない人もいます。このため、まずは「お金を払う→払った先に喜んでもらう」のは、経営者としてクリアすべきものです。
相手が喜びを直接表現するかどうかは分かりませんが、先の基準は手元に支払えるだけのお金があれば達成可能です。
次にお金を払ってもらって相手にも喜んでもらう。
つまり、お客様から「ぜひ、この商品を買わせてください!」と言ってもらえる状態です。先方に商品の価値がちゃんと伝わり、その価値と比べて価格も妥当だと判断されている状態なので、ある意味理想的です。
けれども、課題が二つ。
一つはこの状況がスポット的なものか、継続的に続くものなのかということ。
お客様のニーズが目まぐるしく変わる中、昨年までは「ぜひ、この商品を買わせてください!」と言っていた人が、今年になって「今は特に要りません」となるケースはよくあります。
課題の二つ目は仮に継続的にお客様が喜んでお金を払っている状態が続いていても、そこで稼いだお金をどう使うかということ。
もちろん、自分で稼いだお金なので、どう使うかはご本人の自由。このため、高級車を乗り回そうが、宇宙旅行に行こうが他人がとやかく言う問題ではありません。
ただ、もう少し高い視点に立った時、「そのお金の使い方って、お金を払って一部の人だけが喜んでくれるという最初のレベルと五十歩百歩では?」と感じます。
そして、お金を循環させて喜んでもらう。
商品を作る際にかかる原材料を買い叩くのではなく、適正な価格で仕入れて、付加価値をつけて販売し買った人にも満足してもらう。この場合、お金が回る中で、仕入先にも販売先にも喜んでもらうことができます。
自社の仕事を通してお金が循環することでより多くの人に喜んでもらう。もし、このようなことが実現できれば、その会社は世の中で欠かせない存在になります。
立派な経営理念を掲げている会社はたくさんあります。
けれども、その立派な看板の下で、実際にやっていることは
・社員の給料な人件費をいかに抑えるか
・下請け先からどれだけ安く仕入れるか
・お客様を言いくるめて高く買わせるにはどうするか
という先も少なくありません。
どのような会社を目指すのかは経営者次第ですが、どうせ目指すのであれば「お金を循環させて喜んでもらう会社」を目指したいと私は思います。
皆さんはどのようにお考えでしょうか?
先日からご案内を始めているPRモニター企業様の募集。
そもそもの前提として「お金を循環させて喜んでもらう会社」でないと、中小企業の場合、頑張ってプレスリリースを出しても取材につながりません。なぜなら、メディアの人は社会性や公共性を重視しており、「商品やサービスの宣伝の片棒を担ぎたくない」という思いが強いからです。
このため、モニター企業としてご協力いただく際にも「お金を循環させて喜んでもらう会社であることを弊社としてもイメージできるかどうか」を一つの判断基準にしています。この点は、お金を払ってもらって相手にも喜んでもらう商品を売るためのセールスレターや広告文とはやや異なります。
けれども、世界一を目指すことで、結果的に日本一もクリアできるのと同じく、お金を循環させて喜んでもらう会社を目指すことで、お金を払ってもらって喜んでもらう会社のレベルは必ずクリアできます。
既にいくつかの会社様からお問い合わせをいただいています。最初の打合せの際、先のような状況を確認して、お互いに納得した場合のみ、正式に進めさせていただいております。
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