ミセルチカラの磨き方
農耕型の仕事でも狩猟型の仕事でも、まずはコンセプトの言語化から
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先日ある経営者の方と2年ぶりにお会いしました。
お会いしたのは2019年の会合で一度きり。その後、弊社のメルマガをずっとお読みいただいており、「ちょっとご相談したいことがあるので、お会いできませんか」とご連絡をいただいたのです。
こういうことがあると、やはり「続けていてよかったなぁ」と改めて感じます。
2011年からメルマガを始めて、はや10年になります。
セミナーやサービスのご案内させていただくこともありますが、正直に申し上げて「情報発信→売上」とすぐに直結する訳ではありません。
言ってみれば、農耕型の仕事で「種を蒔く→芽が出る→実が育つ→収穫する」まで、かなり時間がかかります。このため、すぐに売上を上げたい場合には役立たないことがあります。
一方の狩猟型の仕事。
「狩りに行く→獲物を見つける→獲物を射止める」といった仕事もあります。例えば、「広告を出す→LP等に誘導する→商品を売る」といったものです。
広告文を作って、キャッチコピーを決め、ウェブサイトでその価値をちゃんと伝えることができたら、今日から始めて明日には売上を上げることも可能です。
もちろん、この狩猟型の仕事も
狩りの名人:すぐに獲物を射止める
狩りの素人:なかなか獲物を射止められない
といったように、結果が分かれます。そして、当然ながら名人を目指すなら一定の訓練が必要です。
昨今のように変化の激しい環境下においては
- 農耕型の仕事:時間はかかるが、一定の成果はある
- 狩猟型の仕事:当たり外れはあるが、すぐに成果がある
の両方ともできることがベストです。
そして、いずれの仕事においても、より確実に成果を上げるためには「会社として伝えたいコンセプトを言葉にする」ことです。
特に狩猟型の仕事ですぐに売上を上げたい場合は
- この商品は誰の役に立つのか
- この商品を使うと、何がどうなるのか
- なぜ、この商品を作ったのか(売っているのか)
が伝わらないと、すぐには商品を買ってもらえません。
この点、過去弊社で一番上手くいった事例は「1人バイト総務部」というサービスです。
これは
- 誰に:雑務に追われている社長
- どうなる:雑務を整理してアルバイトに引き継ぐので社長が本来の仕事に専念できる
- なぜ作ったのか:実力のある社長が本来の力を発揮できていないのは、会社としてもったいないから
というコンセプト。
広告を出して3回ほど説明会を開催したのですが、反響も大きく、お陰様ですぐに売上に繋がりました。
人によって、会社によって得手不得手があるため
・農耕型は得意だけれど、狩猟型は苦手
・狩猟型は苦手だけれど、農耕型は得意
ということがあるかと思います。(ちなみに、私はどちらかと言えば農耕型です。)
しかし、いずれの場合であっても、「会社として伝えたいコンセプトを言葉にする」ことは絶対に欠かせません。
2022年により確実に売上をアップしたいなら、いろいろなツールややり方を勉強する前に「会社として大切にしているコンセプトは何かを考えて、それを言葉にする」ことに取り組みましょう。
ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。
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