ミセルチカラの磨き方
あのスティーブ・ジョブズは何を売っていたのか?
ワクワクの仕掛け人、岩井洋美です。
11月に入り、我が家の周りでは木々の紅葉も進んでいます。
あっという間に今年も残り2ヵ月ということに驚きますね。
「あっという間だな~」と思ったことがもうひとつ。
今年でスティーブ・ジョブズがこの世を去って10年ということ。
ジョブズについての逸話は数知れず、あまりにも有名で、今でも本や動画からたくさんの情報を得られます。
私の中では「今再びのスティーブ・ジョブズ」というかんじで、前から我が家の本棚にあったのに読んでいなかった「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」を手に取っています。
この本を、「素晴らしいプレゼンのやり方」として読むこともできるでしょうし、「Apple製品の歴史」として読むこともできるでしょうし、「マーケティングのお手本」として読むことができると思いますが、むしろ私は
「彼が何を売っていたのか」
ということに着目してしまいます。
「何を売っていたか?」と言えば、MacBook、iPod、iPhoneと思われるでしょうか。
彼が世に出した数々の製品のことではありません。数々の製品を通して、スティーブ・ジョブズが提供していたものです。
ジョブズの言葉として「モノを売っているのではない」と本の中でも語られています。
何よりも、「使う人の暮らしがどう改善されるのか」ということが大事だったということ。それは単に画期的な商品で利便性が増すということだけではなく、そこから生まれる可能性や情熱や楽しさなども含まれてのことです。
スティーブ・ジョブズは何を売っていたのか?
画期的な機能を搭載した製品+それを使うことで生まれる可能性(喜び・楽しさ・驚き)
と言えます。
では、自分のビジネスを考えた時に、スティーブ・ジョブズと同じように言えるでしょうか?
私はよくこのように質問します。
「あなたは何屋さんですか?」
と。
その時の答えの100%が業種、業態や取り扱っている商品やサービスをおっしゃいます。でもそれは「iPhoneを売っています」と言っているだけに過ぎません。
情報に溢れ、あらゆるものが簡単に手に入る世の中に加えて、コロナ禍となった今は、リアルで見る、触る、試すということもできませんから、商品の機能や価格だけで勝負するのも難しい時代です。
「価値提供」ということも盛んに言われていますが、スティーブ・ジョブズは、「宇宙に衝撃を与える」というビジョンに紐づいた2つの価値を提供していました。
単にプレゼンが上手だったのではなく、プレゼンを通して全てにおいて2つの価値を伝えていたから、こんなにも多くの人が彼に熱狂したのだと思います。心を動かされてApple製品を買ってしまうわけです。
あなたはお客様に2つの価値を伝えられますか?
プレゼン力を磨くだけでは伝わりません。プレゼンの前に言葉にしておくことが先です。
商品そのものの価値と感情を動かす価値をぜひ考えてみてください。
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では、今日も1日お元気で!
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