ミセルチカラの磨き方
東京オリンピック開催に際して感じる「一貫性」の大切さ
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
これからの時代のキーワードは「一貫性」だと私は考えています。
本日開幕する東京オリンピック。
開催の是非に関する議論や運営に関するトラブル続出など、いろいろと問題が出ています。
これを「一貫性」という切り口で考えてみると、「平和の祭典というオリンピックの崇高な精神とスポンサーを中心とする商業主義との間で一貫性を保つのは難しい」という課題があります。
また、アスリートファーストの観点からすれば、猛暑の東京の夏にオリンピックを開催すること自体、本当に適切なのかという疑問は以前からありました。けれども、多額のお金を出す米国のスポンサー企業からすれば、目立ったスポーツイベントがない、この季節にやることに大きな意義がある訳です。
そもそも「一貫性」という点で矛盾があるのに今回のように「新型コロナ感染拡大を防ぐために人流を減らす」呼びかけをしている一方で、「オリンピックを開催に伴い人流を増やす」動きをしていれば、多くの人は「それ、おかしくない?」と考えるのはある意味当然のことです。
こういう時はそもそもの理念に立ち返って、「いろいろと矛盾はあるけれど、この理念を守るために頑張ろう」と説得することになります。
けれども、いろいろな情報が流れて「この人達の言うことはあまり信じられない」となっています。
これは、例えて言えば、
- 会社として立派な経営理念を掲げているのに、仕事でやっていることはお客さんに無理強いして利益を上げている
- 経営者が社員に仕事を日々強要しているのに自分は遊んで飲んだくれている
といった状態と同じです。
会社であれば市場の原理が働いて、このような会社はいずれ衰退します。
昔は情報を上手くコントロールすることで表面的に一貫性を保つこともできました。しかしながら、今や全国民が情報メディアになる時代。一貫性のなさや矛盾する行動はすぐに白日の下にさらされる状況になっています。
もちろん、中にはフェイクニュースもあれば、表面的な揚げ足取りや、事実への過剰反応もあるので、すべてに対応するのは不可能です。
けれども、逆にそういう時代だからこそ、「自分の中でいかに一貫性を保つのか」がより大切です。
ちなみに、この一貫性は、常に同じ意見を維持しなければならないということではありません。どちらかと言えば、状況や前提条件が変われば、前の意見を勇気を持って否定することを意味します。
矛盾したものを抱え、誰かの犠牲の上に成り立つものは、いつかは破綻します。
いろいろと問題の多い東京オリンピックですが開催する以上は、矛盾を先送りにするのではなく、矛盾をすべてさらけ出して、新たな一貫性を取り戻すきっかけになってほしいと思います。
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