ミセルチカラの磨き方
自分が嫌だった日記をクライアントさんに強要している理由
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
皆さんは、日記をつけておられるでしょうか?
私は小学生の頃、父親が仕事で忙しく家にいないことも多かったので、日記を書かされていました。
「書かされていました」という表現からも分かるように強要されて日記を書いていたので、嫌で嫌で仕方なかったです。
日記を書くことで、「文章が上手くなる」「毎日自分を振り返ることができる」「後から思い出すきっかけとなる」など、いろいろな効果があると言われています。
私のように嫌々やっていてはその効果も半減しますが、「記録を残すことで、多くの気づきがある」ことは間違いありません。
実は弊社でも深層価値観であるコアコンセプトを見つけたクライアントさんに、「紐づけダイアリー」を書くことを強要しています。
「自分がどのような時にワクワクするのか」「どういう状態になるとモヤモヤするのか」を言葉として定義できると、必要以上に感情に振り回されることがなくなります。
けれども、それを定着させるためには、「日々の出来事と自分の感情を紐づける」という訓練が必要です。
以前は「日々の仕事や家庭での出来事と自分の感情を紐づけてみましょう」というアドバイスだけで終わっていました。
この場合、クライアントさんによって
- A:自主的に毎日取り組む人
- B:時々取り組む人
- C:全然取り組まない人
に分かれます。
当然のことながら、一番早く確実に成果が出るのは「A:自主的に毎日取り組む人」です。
このため、最近ではコアコンセプトが見つかってから当初の契約が終了するまでの間、「紐づけダイアリー」を書くことを強要しているのです。
人は自分がされて嫌なことを他の人にするのは避けようとする傾向があります。
私のケースで言えば、強要されながら日記を書くのが嫌だったので、クライアントさんに日記を書いてもらうことには抵抗がありました。
けれども、よく考えてみると
日記を子供に書かせる理由について明確な説明がなかった
↓
日記を書く意義が分からなかった
↓
自分で納得せずに嫌々日記を書いた
↓
日記を書くことは自分にとっては一番モヤモヤする強要だった
訳です。
仕事をする上では、「相手が望む成果を達成してもらうために、自分がされて嫌なことでもあえて実践する」ことが時には求められます。
その際
- 本当は嫌なことだと自覚して行動する
- 嫌なことだと自覚せずに行動する
のとでは、結果が天と地ほどの開きがあります。
前者は相手のためになりますが、後者の場合、本人にその自覚はなくても自分が過去にされた仕打ちを相手を変えて仕返しする構造に陥るからです。
同じ行動であっても、結果が大きく違う場合、「行動→思考→感情」のプロセスに沿って紐解いていくと、その理由が分かります。
なお、「毎日一生懸命頑張っているのに、思ったような結果が得られていない」と日頃感じておられる方は、「こちら」が解決のきっかけになります。
ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。
上記のフォームにご登録いただければ、最新発行分より弊社のメールマガジンをお送りさせていただきます。お気軽にご登録いただければ幸いです。