ミセルチカラの磨き方
「伝える」と「伝わる」はセットにする
ワクワクの仕掛人、岩井洋美です。
きっとみなさんもそうだと思いますが、コロナに振り回される日常では、直接人と会う機会が本当に少なくなりました。
私のセッションも以前は「対面が絶対だ!」と思っていたので、オンラインはあまりやっていませんでした。やっぱり、対面での温度感や空気感は代えがたいものがあります。
でも、そこにこだわっている場合ではなくなりました。今は100%オンラインです。
そこで気になるのは、画面越しでの伝え方。ちゃんと伝わるかどうかということです。
「洋美さん、沁みました~!」
「そうかぁ~。それってものすごく納得します!」
クライアントさんから思わず、こういう言葉が出てきた時には伝わったのだなと思って、うれしくなります。
セッションの中では、何かしらの問題が解決したり、課題の原因が分かったり、自分の気持ちのモヤモヤが晴れたり、という結果があるので最終的にそういう言葉が出てくるわけですが、いきなり行き着くことなんてありません。そこまでのプロセスがあります。
プロセスの中には2段階あります。
私が感じたことや分析して考えたことを「どういう言葉を使って、どういう表現をするのか」までが伝える。「伝えたことから、クライアントさんが自分で納得する」が伝わる。
「伝える」だけだったら、世の中には「伝え方」のノウハウ本もたくさんありますし、「伝え方」のスキルを教えてくれるところもありますから、ちょっとしたコツが分かったら誰でも伝えられるかもしれません。
「伝える」だけに注目してしまうと、「自分の言いたいことだけを言う」ことになってしまいますから、それは「伝える」ではなくて「説得するということにもなりかねません。つまり、それでは一方通行ということです。
「伝える」と「伝わる」がセットになってこそ、双方向になると思います。
では、「伝わる」に必要なことは何だと思いますか?
感情が動くということです。感情が動いたからこそ、心にも沁みるし納得もします。
残念ながら、どんなことに感情が動くかは人によって違いますから、感情を動かす「魔法の言葉や」「伝え方の正解」はありません。だからこそ、私は言葉を選び、表現を真剣に工夫してお伝えしています。
「そんなこと言われてもね…。頭では分かるけど…。」と思われた方!
- 自分はどうやって伝えたらいいのか?
- どうやったら伝わるのか?
という問題にぶち当たると思います。
まずは、自分がいつもどんな言葉を使って伝えているのかを考えてみてください。
行き当たりばったりの思いつきだけで話していないでしょうか?
自分の言いたいことだけを伝えていないでしょうか?
相手に伝わるような言い方を意識しているでしょうか?
伝わらなかったことを相手のせいにしていないでしょうか?
「伝わる」というのは、伝わったかどうかを決めるのは自分ではありません。相手次第ですから、本当はどうすることもできないことです。
でも、「伝える」のは自分でコントロールできます。意識することから始めてください。意識することだけでも、伝え方が変わりますから、結果的に伝わるようになります。
ちなみに、私はオンラインセッションでも、すごく圧があるらしくて、画面の向こうにあるクライアントさんのスマートスピーカーが反応しちゃうんです。
クライアントさんの声と一緒にしゃべってきます…笑。
その圧を自分で体験してみたくてもできませんが、みなさんには体験していただけますので、ぜひ!
では、今日も1日お元気で!
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