ミセルチカラの磨き方
このままを維持したいなら、変わり続けなければならないという矛盾
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
今年のGWも東京都では緊急事態宣言が発令中。また、不要不急の外出禁止が叫ばれています。
この一年間で我々はいろいろなことを学んできました。
一つハッキリしたことは「国によって、都道府県によって、市町村によって対応に大きな違いがある」ということです。そして、ビジネスに目を向けても「会社によって、人によって、対応に大きな違いがある」ことも明確になりました。
問題はこのような現実を踏まえた上で、「自分はどうしたいのか」です。
「自分はこのままで変わりたくない」と思っていても、取り巻く環境が大きく変わると、それまでと変わらない状態を維持するためには何かを変えなければなりません。
「仕事はやはり直接人と会わないとダメ」という信念があったとしても、先方から「こんな時期なので、オンラインでお願いします」と言われることがあります。
この場合、苦手でもオンライン打合せに挑戦するのか、あくまで自分の信念に従って、オンラインはやらずに売上が下がっても受け入れるのかは、その人の考え方次第です。
ただ、会社で言えば、昨年と同じ売上を確保しようとすれば、
- 商品
- 売り方
- 取引先
- 広告の出し方
など、何かを変えないと難しい状況になりました。
弊社でも昨年以降ほとんどがオンラインでのサービス提供になりました。
特に人のプロファイリングに関することは、最初の頃「オンラインではなかなか難しいのでは」という懸念がありました。
けれども、実際にやってみると、試行錯誤を重ねながら、対面でのセッションからやり方をいくつか変えることで従来と同じような効果が出ることが分かりました。また、オンライン主体に切り替えた結果、従来はあまり接点のなかった地方在住のクライアントさんとのお取引が増えたという副次的な効果もありました。
どのようなことにせよ、
- 新しいことを始める
- 従来のやり方を変える
際には、当初はなかなか思ったようにいかないことがあります。
しかしながら、そこで生じるストレスを避けて
- 新しいことを始めない
- 従来のやり方を変えない
ことを続けていると、先行して変化を遂げた競合に市場を取られてしまう恐れがあります。
もちろん、変えても上手くいかないこともたくさんあります。しかしながら、「自分はどうしたいのか」という観点から考えると、変えて上手くいかなければ、また変えるしかありません。
行動が止まっている人に共通するのは、「自分はどうしたいのか」がハッキリしないことです。
自分の意思がハッキリしないために
「政府はだらしない」
「知事はパフォーマンスだけ」
「会社は自分の仕事を評価してくれない」
「お客さんは商品の良さを分かってくれない」
というように、「世の中が悪いのは自分以外に責任がある」と他責になって、「自分は悪くないので、変わりたくない」という天動説な思考に陥っています。
どんなに力があっても、自分以外の人を自分が都合の良いように変えることはできません。一方、自分自身について言えば、自分の力で今すぐにでも変えることができます。
まとまった時間の取れるこの時期。この一年で「自分は何をどう変えたのか」を振り返り、今後「自分はどうしたいのか」をじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
なお、自問自答するだけではどうしても限界があります。第三者の力を借りるのも有効なので、「自分はどうしたいのか」を見つけたい人は「CC(コアコンセプト)プロファイリングの体感セッション」もご活用ください。
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