ミセルチカラの磨き方
GWに外出しない際、新たな学びを始める前にお勧めしたい2冊の本
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
学校である教科が嫌いになる場合、大きく分けると、3つの理由があります。
- 教える内容
- 教える人
- 教え方
一番目の教える内容に関しては、そもそも教科書は読んで面白いものではありません。
私は歴史好きですが、司馬遼太郎の小説は面白くても、日本史の教科書も世界史の教科書も読んで面白いと思ったことは一度もありません。
二番目の教える人の問題。
誰しもタイプ的に苦手な先生が少なくとも一人はいたのではないでしょうか。その苦手な先生が教える科目が嫌いになるのは、特に低学年ではやむを得ない側面もあります。
三番目の教え方の問題。
同じ科目でもA先生は分かりやすく教えてくれるのにB先生の場合は授業が全然つまらないということがあります。
また、学校の場合は集団で学ぶという性質上、どこか分からない箇所があっても、そのまま放置されて、そこでつまづくというケースも少なくありません。
このように学校での勉強はいろいろな問題があり改善すべき点は多々あります。けれども、少なくとも高校までの先生は皆さん教員免許をお持ちであり、一定の教えるスキルが担保されています。
では、社会人の学びはどうでしょうか。
- 教える内容
- 教える人
- 教え方
については、学校以上にバラエティに富んでいます。
しかも、お金をとって教える人の中には、単にテンプレートを使って、「この通りにやりましょう」と薄っぺらい内容を、さもすごいノウハウのように教えている人も少なくありません。
もちろん、義務教育と違って、社会人としての学びは義務ではありません。しかしながら、より良い生活やより高い給料を獲得するために、多くの社会人が日々学んでいます。
私自身も社会人になってから、また起業してからも、いろいろと学んできました。そして、痛感しているのは「学ぶ前に学ぶべきことがある」ということです。
学校の時の勉強に比べて良い意味でも悪い意味でもバラエティに富んでいる社会人の学びは
- 学ぶ目的をハッキリしておくこと
- 学びの背景にある構造をとらえる癖をつけること
が欠かせません。
目的意識が曖昧だと多くの情報を単なる知識として知るにとどまり、仕事に活かす知恵になりません。また、構造をとらえる癖をつけておかないと、実質的には同じだけれど、表面的には違う講座を無駄にいくつも受講するハメになります。
テストや入試のために嫌いな科目まであえて勉強しなくても良いのは社会人の学びとしての利点です。この点、自由度は大きいのですが、その分差がつきやすいように感じます。
3度目の緊急事態宣言も発令が予定され、せっかくのGWも外出せずにゆっくり過ごすという方も多いかと思います。
その際は今後の飛躍に備えて
- 学ぶ目的をハッキリしておくこと
- 学びの背景にある構造をとらえる癖をつけること
を意識しながら、何か新しい学びを始めましょう。
なお、何から始めたら良いか迷われた方はこちらの本を読むのをお勧めします。
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「東大教授が教える独学勉強法」(草思社文庫)
「東大教授が教える知的に考える練習」(草思社文庫)
社会人は主体的に学んでこそ効果があります。
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