ミセルチカラの磨き方

2021/03/18

コアコンセプトが分かったら自分の特性が分かるってことですか?

カテゴリー :コアコンセプト

ワクワクの仕掛人、岩井洋美です。

コアコンセプトが分かったら自分の特性が分かるってことですか?

自己認識力を高めるためにコアコンセプトを明確にする。

コアコンセプトを明確にすれば、自己認識力を高められる。


そんな話をしたあとに

コアコンセプトが分かったら 自分の特性が分かるってことですか?

という質問がありました。

えっ? 特性? え~っ、特性~っ!

特性って…自分が持っている性質みたいなこと?

いやいや、そうじゃないんだけど…。


「アートに向いてるとか、 数字に向いてるとかが分かるんですか?」

と更なる質問。

いえいえ、違います! 全く違います!

 

コアコンセプトを明確にして自己認識力が高くなって

自分の力を最も発揮する

というのは、自分が得意なことやできることで頑張るということではないのです。

どうしても「力を発揮する」と言うと、自分の得意なことや自分に向いていることと思いがちです。でも、得意なこと、向いていることはあくまでも手段。力を発揮するための方法でしかありません。


自己認識力を高めるための一番のポイントは

自分がどんなことに感情が駆り立てられるか

です。


例えば、「縛られる」ということに気持ちがザワザワしたとします。

ここで駆り立てられる感情はなんとなく嫌な気持ちかもしれません。

しかし、「縛られる」と言っても「何をもって縛られると感じるか」というのは人それぞれ。


束縛されることかもしれませんし、強要されることかもしれません。

強制されることかもしれませんし、抑圧されることかもしれません。

威圧的なことかもしれませんし、我慢することかもしれません。

窮屈なことかもしれませんし、規制概念に捕らわれることかもしれません。


もしかしたら、同じ状況であっても、嫌な感情ではないことだってあります。つまりそれは、その人にとって大切なことかもしれないからです。

きちんとしていることかもしれませんし、ルールを守ることかもしれません。

正しいことかもしれませんし、発奮することかもしれません。

文章で書くのがまどろっこしいと言うか、とても一言では言い表せないわけです。

そしてまた、なぜそう感じるかも、人それぞれ違うことが分かります。


感情にフォーカスすると、同じことをやるにしても、自分が得意だと思ってやっていることは、そこに自分が得たい心地良い感情があります。

能力的には出来ることであっても、そこに自分にとって得たくない嫌な感情があったら、やりたくないしやめたいと思うわけです。

得意なことやできることが手段でしかないというのは、手段がどのように変わったとしても、自分にとって心地良い感情も嫌な感情も同じように感じるからです。


よくみなさんにお伝えしているのは

「今の仕事をやめて魚屋さんになっても、お肉屋さんになっても大事だなと感じることは変わりませんから目指すところも同じですよ」

ということ。

この「変わらない感情がある自分」を知ることこそが自己認識を高めるということです。


自分の得意を見つけるとことでも、自分の特性を知ることでもありません。もっともっと自分に踏み込んで自分が分かるからこその自己認識。

自分は「これが得意だ!」と考える時、それが「上手くできるから」だけではなく自分の感情にフォーカスしてみてください。

これをやっている時にこんなに楽しいのはなぜ?

ということを。

なお、「変わらない感情がある自分」を知りたい方は「こちら」をチェックしてみてください。
 

では、今日も1日お元気で!

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