ミセルチカラの磨き方
国際女性デーに思う女性の活躍
ワクワクの仕掛人、岩井洋美です。
3月8日は国連が定めた国際女性デー。
イギリスの経済誌「エコノミスト」が女性の働きやすさについてのランキングを発表しました。
主要な29か国を評価したランク付けをご覧になりましたか?
日本は28位…なんと下から2番目に留まりました。私も働く女性の一人として、この結果には、なんとも言えない気持ちにはなってしまいます。
このランキング、役職や給与、制度的なものが指標になっています。そういうものだけの評価でさえ下位の日本ですから働く現場での「働きにくさ」はもっともっと顕著。
女性が活躍するということの難しい現状について生の声が教えてくれました。
この春、弊社で新しいプログラムをスタートするにあたって、企業で働き、活躍されている女性たちにお話を聞かせてもらいたくてインタビューをお願いしました。
すると、大半の女性がこうおっしゃいました。
「私では役に立つ話はできないと思います…」
と。
「そんなわけないでしょ!」と私はびっくりしたのですが、役に立つ話が出来ない理由、お分かりでしょうか?
「私は役職についているわけではないから」
「私は総合職じゃないから」
「私はバリバリ働いて活躍しているわけじゃないから」
企業においては(特に大企業!)、男性と同等の役職で同じように働くことが「女性が活躍する」ということになっているのだと改めて思い知らされました。
また、「活躍する」とか「力を発揮する」ということは、単に「得意なことやできる専門分野がある」ということだけを意味しているとも思われます。ですから、一般的に言う「事務的な仕事」をしている人は、大した活躍をしていないと思っているようでした。
お話を伺ったある女性によれば、「営業が一番偉い!と思って、顎をあげている男性が多いのがこの業界」とのこと。
女性が「活躍する」「持てる力を発揮する」というのは、そういうことじゃない!
「役職とか職種とか関係ない!」と声を大にして言いたい気持ちが溢れています…私は。
役員を目指すことだけが素晴らしいわけではありません。しかし、働く女性には、「役員を目指すような人」=「バリバリ仕事をして活躍する人」という意識が刷り込まれています。
ここはひとつ、「女性が活躍する」ということの定義を変えなければいけません。
「女性が活躍する」=「自分が持つ本質的な力を出し尽くす」
と定義したいと思います。
本来自分が持っている本質的な力こそ、力を出し尽くすためには欠かせないものなのです。そういう力をベースに考えれば、役職は役割ですし、職種は単なる手段にすぎません。ハッキリ言ってしまえば、どうでもいいのです。
実はその力をすでに発揮している女性たちはいます。しかし、残念ながらその自覚がありません。
先にインタビューをお願いした女性たちもそうです。そして、そのことに気づいていない会社という組織も存在します。
コロナ禍になってこれまでの常識が通用しなくなったと言われながらも、変えてきたことはやり方だけ。考え方や捉え方は何も変わっていないのです。
「女性が活躍する」=「自分が持つ本質的な力を出し尽くす」
この第一歩は、自己認識するということ。
だからこそ、この春から始めたいと思っています。私の本質的な力を出し尽くして!
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STOCKの美学~自己認識から始める人材育成
自己認識は自分を知るということですが、「自分のことは自分が一番分かっている!」と即座に思ったら、それは自己認識できていないということです…笑。
では、今日も一日お元気で!
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