ミセルチカラの磨き方
「価値創造」ももはや古く、「自分の才能を上手に活かす」のが最新のマーケティング
ワクワクの仕掛人、岩井洋美です。
今日はマーケティングのお話をしようかと思います。
以前、こんな方がいらっしゃいました。
「強みはいっぱいあるんですけど、集客できないんです」
たしかご自身でお仕事を始められて間もない方だったと思います。
自分の強みとか、自社の強みとか、「強み」がないとダメということを盛んに言われていた頃です。
「強みがあるのに…何でだろう?」という素朴な疑問が湧いてきました。
よくよくお話を聞いてみたら、その方が「強み」と言っていたのは、持っている資格とかこれまでの経験やキャリアのことだけ。
もちろん、それも大事なことではありますが、マーケティングと言われるようなことはやっていませんでした。それだったら「強みはいっぱいあるんですけど、集客できないんです」にも納得です。
私は仕事を始める時に、マーケティングとコーチングからスタートしましたので、マーケティングに関わることは大好きです。
ただ、ひと言でマーケティングと言っても、その範囲は広いですし定義も様々。また、事業規模によっても考え方や取り組み方も違うと思いますが、製品やサービスをお客様に届けるために、いろいろな仕掛けを考えることはワクワクします。
日本一のマーケッターと呼ばれる神田昌典さんが、マーケティングについて、とってもワクワクすることをお話しされていました。
ざっくり言うとこういうことです。
これまでマーケティングと言えば、まずは「売るため」にやっていたわけですが、「売るため」だけではダメだということで、「お客様の目線に立って」ということが言われるようになりました。
「お客様のため」が重要視されるようになった次は、「価値創造」ということを言われるようになりました。個人なり企業なりが、「どんな価値をお客様に提供できるのか」という考え方です。
そして、ワクワクはここから!
「価値創造」というのも、もはや古いということ。
「これも古いの?」とちょっと驚きましたが、これからは、「自分の才能を表現して発信し、お客様や社会に還元していく」、そんなマーケティング最新だそう。
え~っ!そうなんだ!うれしい~!
我が意を得たりとはこのこと…大げさですが。
「神田さん、もっと言って~!」という気持ちになりました。
まさにそれは、コアコンセプト・マーケティングそのものだからです。
弊社では5年ほど前から、コアコンセプト・マーケティングを実施しています。
お客様にはご自身や会社のもっとも大事な核となること(コアコンセプト)に沿って、マーケティング戦略を考えて実践していただいています。
実践している方々は、仕事もプライベートも変化しています。そして、成果を出しています。
成果と言うと、お金とか売上と思いがちですが、それは違います。
自分や自社の力を余すところなく発揮できる形でやっているわけですから、ブレませんし、結果としてお金や売上もついてくるというものです。
昨年来、今までのやり方が全く通用しなくなってきました。
マーケティングのやり方も同じように、今まで通りというわけにはいかなくなりました。いつまでも売るためだけのマーケティングでは、太刀打ちできません。
ただ、どんなに世の中が変わっても、やり方が変わっても、絶対に変えてはいけないものがあります。それが自分や自社にとってのコアコンセプト(核)です。
その最も大事なことが、これまでの実績や経験、技術やノウハウ、高機能の製品やサービスだけだったら、冒頭にお話しした方と同じになってしまいます。「強みはいっぱいあるんですけど、売上につながらないんです」って。
自分や自社の力を余すところなく発揮できる形を明確な言葉にしてみてください。これからのマーケティングのポイントになると思います。
ではみなさま、今日も1日お元気で!
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