ミセルチカラの磨き方
長期化する停滞状態を突破するために先立つ3つのものとは?
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「緊急事態宣言」の対象範囲が拡大される中、皆さんはどのように感じておられるでしょうか?
感染拡大を防ぐ特効薬がない以上、「緊急事態宣言」が発令されているか否かに関わらず、我々は「人の物理的な動きが一定限度制約される」という状況の中でなんとかしないといけません。
そして、なんとかするためにはどうしても、先立つものが必要です。
先立つものとして、誰しもが頭に浮かぶのは
お金
です。
昨年以来の給付金や補助金、緊急融資などで先立つものとして、当面必要なお金は確保した人もおられるかと思います。しかしながら、昨年想定した以上に、今の状況が長く続くことを頭の中に入れておかなければなりません。
このため、まだ借入されていない人も既に借入された方も、新たにお金を調達することは先立つものとして絶対必要です。
銀行は3月決算。銀行員も各種の目標(ノルマ)があるので、通常であれば2月から3月は比較的お金を借りやすい時期です。
それゆえ、将来に向けた事業計画を作成して新たにお金を調達することはこの数ヵ月で優先したい事項の一つです。
また、資金調達として考えた場合に銀行借入だけが解決策ではありません。
- 売掛金を前倒しで入金してもらう
- 支払条件を緩和してもらう
のも資金繰りの改善につながるので、広義の意味では、資金調達に入ります。
ただ、これらの条件交渉は、こちらが有利ならば、先方が不利になるため、必ずしもこちらの希望通りになるとは限りません。ただ、今は苦しいのはお互い様の状況なので、粘り強く交渉して妥協点を見出しましょう。
また、先立つものとしては
人
が挙げられます。
もちろん、これは資金繰りの状況にもよりますがこういう時期にこそ、人の育成に力を入れるのは有効な施策です。
あるクライアントさんでは、社長が主導して
- 主要な業務のプロセスを見直す
- 仕事のレベルアップに必要な要素を棚卸しする
- 各要素の達成レベルを定義する
ことに取り組んでおられます。
もし、目先の売上を必死で追わなくても大丈夫なのであれば、「変革期を乗り切るための布石を打つために人に育成に今まで以上に力をいれる」ことをお勧めします。
そして、先立つものとして、
仕事
があります。
今週初めに弊社のサービスである「考トレ」が新聞にも掲載され、お陰様で問い合わせも増えてきました。
しかしながら、このサービスを最初にリリースしたのは昨年9月末。つまり、新しい仕事を始めても、具体的な成果に結びつくまでにはタイムラグがあり、3ヵ月ぐらいかかります。
この点、弊社のクライアントさんの中には「弊社のコンテンツと自社のコンテンツを組み合わせることで、新しい事業を始めた」方がおられます。
2社ともいわゆる対面でやっている仕事がメインだったので、「オンラインで何か新しい仕事ができないか?」を検討されている中、比較的短期間で「自社の仕事×他社の仕事」で、新しい市場を開拓されたのです。
先立つものとして
- お金
- 人
- 仕事
会社によって、また、人によって優先すべき項目は異なります。しかしながら、何を優先するにせよ、先行きが不透明な時代を主体的に乗り越えていきましょう。
ZOZOのファウンダーである前澤友作さんのように、毎日一人10万円×10人に配れるような大金を私は残念ながら持ち合わせていません。けれども、お一人に対して、1回で少なくとも10万円以上の付加価値をご提供できるだけの知恵は持っています。
前述の先立つもの(お金、人、仕事)に関して、何かお困りのことがありましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。
ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。
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