ミセルチカラの磨き方
有利な条件がたった一手で不利になるオセロのような体験を今後に活かす
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「URLはそのままを使った方がSEO対策上有利ですよ」
「ペライチ」というウェブサイト作成ツールの使い方を教えていただいた際、コンサルタントの先生からアドバイスをいただきました。
ペライチというのは簡単にホームページやランディングページを作れるツールで、既に20万人以上の人が利用されています。
作ったサイトはデフォルトの設定ではペライチのURLが付与されるのですが、オプションとして独自ドメインも使用できます。
私から「独自ドメインを使う際、何か注意した方が良いことはありますか?」と質問した際、冒頭のような回答をいただいたのです。
実際、弊社がテストマーケティングでランディングページを作り、ペライチのURLを使って公開していたところ、ある検索キーワードですぐに上位表示されました。
しかし、・・・・・
しばらくしてから、作ったページをTwitter でシェアしようとすると、なぜかできませんでした。
そこで、ペライチのサイトでアクセスして調べてみると
悪徳業者がペライチを使ってウェブサイトを作成し、不正に個人情報等を取得していることが発覚した
↓
このため、セキュリティ会社や一部のSNSはペライチのURLを使っているウェブサイトはすべて危険と判断した
ことが分かりました。
つまり、多くの人が使うインフラを使って悪さをした人がいたために、真面目に商売している人まで悪さをしている恐れありと判断された訳です。
ちなみに、このようなことはサーバー会社でも過去に起こったことがあります。あるサーバーから不正なメールを大量に送りつける輩がいたために、そのサーバー経由で送られるメールは迷惑メールと判断されたという事例です。
なお、ペライチの運営会社では不正を行った人の利用を停止し、表示されるURL名を一部変更するなど、いろいろと対応を取られています。しかし、いずれにせよ、真面目に仕事をしている人にとっては、迷惑極まりない話です。
私も今回テストマーケティングでペライチを初めて使ってみて、とてもよく出来ていると感じました。20万人以上が使っているというのもすごく納得のいくツールです。
一方、リスクコントロールの観点から言うと、「皆が使っているから大丈夫と思っていてもある出来事をきっかけに状況が一変する」ことを改めて肝に銘じました。
利用者が多いということは、中には悪だくみする連中もそのツールやシステムを悪用する恐れがあります。皆で青信号を渡っても、途中で急に赤信号に変わり、ひやっとすることがあるのです。
オセロゲームではありませんが、ふとしたことで状況がひっくり返るケースがあることを頭の片隅に入れておきましょう。
なお、最初はSEO対策上有利というアドバイスを受けて、ペライチのURLを使っていましたが、独自ドメインを使用している場合は今回の一連の動きには影響されないということなので、以下のサイトも独自ドメインに変更して公開中です。
↓ ↓ ↓
「考トレ」仮説・検証マスタープログラム
安全なサイトなので(笑)、よろしければ、サイトの出来具合を見ていただければと思います。
ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。
上記のフォームにご登録いただければ、最新発行分より弊社のメールマガジンをお送りさせていただきます。お気軽にご登録いただければ幸いです。