ミセルチカラの磨き方
美味しいお蕎麦を確実に食べるには目の前にある事実を疑え!
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
9月の月末。
その日は施設に入っている義母の誕生日で、たまたま2週間に一度の面会日と重なっていました。
施設の近所に美味しいお蕎麦屋さんがあるので、ランチはそこで食べようと思っていました。
そこでふと思い出したのが「たしか、あのお蕎麦屋さんて水曜日は定休日だったのではないか?」ということ。そこで、電車の中でスマホで調べたところ、予感通り水曜日は定休日となっていました。
「やはり、事前に調べて良かったなぁ」と思って、別のお店で食事を済ませ、施設に向かって歩いていたら・・・。
なんと、最初に行く予定だったお蕎麦屋さんは「ただいま営業中」だったのです!
我々は何か行動を起こす際には、事前にいろいろと調べたりします。
特に最近はかなりの情報がインターネットで検索できるので、「まずはネットで調べてから」ということが多いです。
しかしながら、必ずしも「インターネット上の情報=正解」ではありません。意図的なのか偶然なのかは別にして、事実と違う情報が世の中に出回っている実態があります。
それゆえにこそ、自分の頭で考えることがますます大事になってきます。
実は
情報に基づき「仮説」を立てる
↓
「仮説」に基づき行動する
↓
行動に基づき「検証」する
というのはあまり意識しなくても、多くの人が日々実践しています。
しかしながら、「仮説」を立てる段階で、あまり考えることなく、「得られた情報=事実」として行動することもたくさんあります。
先の事例で言えば、「お蕎麦屋さんが水曜日が定休日である」のはネットで調べた段階ではまだ「仮説」です。
けれども、「ネットに出ていた情報=事実」という前提で行動したため、私はお目当ての美味しいお蕎麦を食べる機会を一回失ってしまいました(笑)。
まぁ、お蕎麦がパスタに変わっても大勢に影響はありません。しかしながら、これが会社の経営戦略だったら話が違ってきます。
「インターネットに出ていたから」「有名な◯◯先生も言っていたから」といった事実があったとしても、その情報が会社にとっての正解だとは限りません。
目の前で見たこと、本に書いたあることも「これって本当だろうか?」と疑問を持って自らの頭で考えてみる。
世の中素直な人が好まれますが、何も考えずに情報を鵜呑みにしていると、必ずいつか痛い目に会います。それは素直なのではなく、何も考えていないことの裏返しです。
常識と言われていることも、素直に「これって本当だろうか?」と疑ってみることで、新しい気づきがあります。
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