ミセルチカラの磨き方
自己認識とコアコンセプトとの関係
ワクワクの仕掛人、岩井洋美です。
前回からのつづきです。
アメリカの大学(ノースカロライナ大・コロラド大他4つ)で、「自己認識(セルフ・アウェアネス)」の調査研究では、「日々の幸福、仕事の満足度、ストレスと自己認識がどのように関わっているか」が国や業界を超えた数千人を対象として行われました。
その調査研究によって分かった自分について明確に認識している人の特徴がすごい!
- より自信がある
- より創造的である
- より適切な判断を下す
- より強い人間関係を築く
- コミュニケーション能力が高い
- 嘘をついたり、だましたり、盗んだりする可能性が低い
- 仕事のパフォーマンスが優れ昇進しやすい
- 部下の満足度が高い
- 会社の収益向上に貢献する
めちゃくちゃいい!いいことづくし!
これらのことは、15年に渡る調査研究で科学的には証明されています。しかし、ここに「えっ!?」という事実が判明しました。
「人はこの重要な自己認識の高め方について驚くほどわかっていない」
科学的に証明されたことと、実践の場との間にギャップがあったということです。それでは意味がありませんから、実践で使えるようにいろいろな方法が考えられているのですが、残念ながら、「これ!」という方法は確立されていないようです。
(「セルフ・アウェアネス」ダイヤモンド社参照)
この衝撃の事実を知ったときに「私はその方法知ってます!」と思ったのは、プロファイラーとしてやっていることこそが実践方法になると確信したからです。
言ってみれば、「自己認識力を高くするための一番の大元を特定する」ということです。逆の言い方をすれば、「一番の大元を特定してそれを活かせたら、勝手に自己認識力は高くなる」とも言えます。
その一番の大元というのが自分の価値観ということになります。
ただ、この価値観は一般的にイメージしている価値観とはちょっと違います。
- あの人とは価値観が合わない
- この本を読んで価値観が変わった
- 病気をしてこれまでの価値観が大きく変わった
これらの価値観は状況や経験によって変わるものです。
しかし、もうひとつ変わらない価値観があります。
ブログでもラジオでも言い続けていますが、「コアコンセプト(深層価値観)」です。
一生変わることはありませんし、過去、現在、未来まで一貫しています。
「コアコンセプトが分かれば、自己認識力が上がります」と結論づけてしまうと、ただの「お勉強」で実践方法にはなりません。
コアコンセプトを活かすことができないと!
「自分の〇〇なところが嫌だな」とか、「××なところがダメだな」とか、「△△がコンプレックスになっている」とか、誰しもあると思いますが、多くはそれを変えよう、変えないといけないと思いがちです。
自分が変えたければ変えればいいとは思いますが、なかなか変えられないし捨てられないからこそ悩みます。
しかし、コアコンセプトが分かると、「変えなくていい」ということが理解できます。
ダメだな、嫌いだなと思っているところは変えなくていいし、自分が楽しくて調子も良くて、最高に力を発揮できる状態も分かるので、これこそが自己認識です。
そして、こんなに楽なことはないというわけです。
ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。
上記のフォームにご登録いただければ、最新発行分より弊社のメールマガジンをお送りさせていただきます。お気軽にご登録いただければ幸いです。