ミセルチカラの磨き方
特別定額給付金10万円の使い道は?
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
国民一人当たり10万円もらえる特別定額給付金。
自治体によっては既に申請期限が終わっているところもあります。まだの方はお住いの自治体に確認の上、早めに手続きしましょう。
さて、この特別定額給付金。
支給にあたっては辞退するとか辞退しないとかといったことが話題になりました。皆さんは何に使われたでしょうか?
私はちょうど引越しの時期と重なったこともあり、家族分も合わせて、電化製品の購入や引越し代の一部に使わせていただきました。
1万円だと使い道はある程度限定されます。一方、10万円あれば、選択肢が広がります。
私の場合、今回は給付金をもらえる時期と引越しのタイミングが重なったので、「10万円を何に使うか」については、深く考えませんでした。そこで、「もし引越しがなかったら」ということで、ちょっと考えてみました。
本来であれば、夏休みの時期なので「旅行」が頭に思い浮かびますが、昨今の状況を勘案すると、今年はあまり旅行する気分にはなれません。また、10万あれば、豪華な食事も楽しめそうですが、それもなんとなく躊躇します。かと言って貯金するのは今回の給付金の主旨とはちょっと違う気がします。
一方で、特に何に使うと決めていなくても日常の生活費で何となく使って終わりとなってしまう可能性もあります。結局、1万円であれ、10万円であれ、「何にお金を使うか」を明確に意識していないと、「気がつくといつのまにかなくなっていた」となる可能性があります。
会社の場合はたとえ1円であっても「何にお金を使ったか」はすべて記録に残ります。
一方、個人の場合は家計簿をきめ細かくつけている人を別にすれば、「何にお金を使ったのか」はおおよそざっくりしています。
しかしながら、これからは個人においても一人ひとりが経営者マインドを持って
- 自分の力でいくら稼げるのか
- いくらまでならお金を自由に使えるのか
をしっかり把握しなければならない時代になります。
なぜなら、国も会社もあてになるとは限らない状況がハッキリしたからです。
国民一人に10万円を配った代償は、そのうち税金の負担増加という形で自分に返ってきます。
また、在宅ワークやリモートワークの浸透で仕事の効率化が進むと、会社にいることでなんとなく仕事をしていたような非効率な動きは排除される方向に向かいます。すると、当然会社も業務効率化の名目で人減らしに舵を切ってきます。
個人が経営者マインドを身につけるコツの一つは、自分のお金の使い道をハッキリさせること。まだ特別定額給付金を使っていない人は、明確な意思を持って10万円を有効に使いましょう。
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