ミセルチカラの磨き方
新しく挑戦を始めたコンテンツの裏事情をお話します。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
以前にこのブログでもご紹介させていただいた音声コンテンツによる情報発信「HIROチャンネル ワクワクの種」。
お蔭様で聞いていただいた方からは、「いつも寝る前に聞いています」「ラジオ良いですねー」「前に習ったことの復習になります」という感想をいただいています。
もちろん、まだまだコンテンツの数も少ないし、総再生数も300回に届いていない水準です。また、このようなコンテンツを作っても直接何か売上につながる訳ではありません。
しかしながら、取締役本人は頑張って続けています。
その理由を聞いてみると、「だって、オバちゃんはいろいろと準備がたいへんだから」
実は当初私からお願いしたのは、動画による情報発信。つまり、動画を撮影してYouTubeにコンテンツをアップすることで、弊社に関心を持ってもらう人を増やしたいという狙いがありました。
しかしながら、女性が動画に出る際には、「髪型はおかしくないか」「服装はこれで良いか」「化粧はへんではないか」など、いろいろと気になることが多いので、準備に時間がかかるとのこと。
ましてや、歳を重ねていくと、本人曰く「若い人と違って、すっぴんでかわいいとはならないんだから!」と手間暇が余計にかかるので、どうしても「すぐやろう」とはならないそうです。
この点、音声の場合、たとえ髪型がボサボサでもパジャマを着たままでも関係ありません。実際にどういう姿で音声を録音しているかはご想像にお任せしますが(笑)、要するに「始めるにあたって、動画に比べると、音声の方がずっとハードルが低い」という訳です。
動画撮影に関しては、私も何本もアップしていますが、別に化粧する訳でもなく、服装もスーツを着るかワイシャツを着ていれば問題ないので、あまり気に留めていませんでした。
一方で、取締役の場合は、それらのことがいわばボトルネックとなって、「動画をやった方がいいのは分かるけど・・・」と二の足を踏んでしまっていたのです。
何か新しいことを始めようとしても、すぐに進まない時、何かしらの壁があります。
この場合、壁を乗り越える方法は5つあります。
1.よじ登る
2.踏み切り台を使う
3.低くする
4.壊す
5.迂回する
今回の弊社の場合、ご本人の意思が固いので、撮影前の準備に時間がかかる動画ではなく、準備時間を削減できる音声で情報発信するという選択をしました。つまり、準備に時間がかかるという壁は直接乗り越えずに別のルートを選んで迂回したのです。
また、新しい情報発信という観点から考えれば、動画という高い壁ではなく、(当人にとっては)より低い壁である音声を選んだと言えるかもしれません。
新しいことを始めるには、いろいろな壁があります。一方で、壁の乗り越え方も一つではありません。
時間と手間をかけて、よじ登るという道もあれば、専門家の協力という踏み切り台を使って、壁を越えるという方法もあります。また、対象や数を絞って壁を低くしたり、「できないとペナルティを課す」というルールを決めて、心理的な抵抗を壊すといった方法もあります。
しかしながら、大切なのは、やろうと決めたことはとにかく始めることです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大変な時期ではありますが、大変ということは大きく変われる時期。
壁は知恵を絞って乗り越えましょう。
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