ミセルチカラの磨き方
スマホのバージョンアップ失敗の教訓を会社経営に活かす
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
Windows7のサポート終了に伴い、セキュリティ対策の観点からPCを更新することが話題になっています。弊社も新たにPCを買い換えたのですが、これはあくまで想定の範囲内です。
しかし、今月OS更新に絡んで想定外の出費がありました。それはスマホ。
iPhone6Sを使っていたのですが、あるアプリを更新しようとしたところ、「OSが古いからダメ」というメッセージが出ました。そこで、iOSをバージョンアップしようとしたところ、途中でスマホが動かなくなってしまいました(汗)!
契約先であるソフトバンクのお店に行ったのですが、「こうなってしまうとダメです」という説明。仕方がないので、最新のスマホに機種変更した次第です。
実は以前もiOSのバージョンアップをした時にすごく時間がかかり、「大丈夫かなぁ」と心配になったことがありました。しかし、その時はかなり時間は費やしたものの、最終的には無事バージョンアップできたので、問題ありませんでした。
それからしばらくはOS自体の更新はしておらず、今回も「大丈夫かなぁ」という一抹の不安はありました。結果的に不安は的中し、OSを更新できなかったどころか、スマホ本体も壊れてしまったのです。
パソコンやスマホの「ハードウェア―OS―アプリケーション」で言えば、普段我々がよく使うのは、アプリケーションの部分です。しかし、このアプリケーションも「OS」があって初めて動きます。それゆえ、普段は目に見えず、意識することも少ないけれど、「OS」の働きはかなり大事です。
これを会社経営で考えてみると、
- ハードウェア:会社(という器)
- OS:仕組み(取り組み姿勢や意識等も含む)
- アプリケーション:社員
です。
つまり、社員がバリバリ働いて利益を上げるには、会社のOSである仕組みが大切という訳です。
一方で、この仕組み。
私の旧型のスマホがOSのバージョンアップに伴い壊れてしまったように、いきなり新しい仕組みを取り入れようとすると、社員が動けなくこともあるという点には注意を払う必要があります。
バージョンアップを成功させるには、パソコンの容量ともいうべき余裕が必要です。
今回壊れたスマホは16GB。買った当時はぜんぜん問題ありませんでしたが、不具合を見てもらった店員さんによると、「もしかすると、容量不足が原因の一つかも」と言われました。
会社においても、切羽詰まった状況で新しい仕組みを取り入れるのは副作用も大きいので、できれば避けたいところです。
また、バージョンアップは、ステップ・バイ・ステップでやった方が失敗する恐れが低くなります。
私のスマホはしばらくOSのバージョンアップをやっていなかったので、一気に3バージョンぐらいアップデートしたこともよくなかったのかもと反省しています。
会社でも、最終的なゴールを見据えた上で、段階を踏んで変革していった方が移行がスムーズです。
いずれにせよ、会社を取り巻く環境が目まぐるしく変わっていく中、会社としては、仕組みを常にスムーズにバージョンアップしていくことが求められます。
更新されないOSがセキュリティ対策上危険なように、バージョンアップしない仕組みは経営上危険です。
あなたは今年、会社の仕組みをどのようにバージョンアップされていくでしょうか?
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