観光客が3万人から40万人へと急増した人気スポットを支える23年間の活動

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のような美しい水鏡が見られると評判の父母ヶ浜。瀬戸内海に面する香川県三豊市にあるのですが、先日初めて行ってきました。

以前は観光客は年に2～3万人だったらしいのですが、今年は年間40万人が訪れる人気スポットになっています。そのきっかけとなったのは、市役所の職員さんがSNSに投稿した1枚の写真。まさにインスタ映えが多くの観光客を呼び込む引き金となりました。

けれども、今回現地を訪問して分かったのは、地元の有志の人たちが美しい干潟を守るために23年前からずっと清掃活動を続けているということ。つまり、人気のきっかけは1枚の写真ですが、その背景には23年以上に渡る地道な努力の積み重ねがあったという訳です。

会社においても、あることがきっかけになって、商品が大ヒットすることがあります。

弊社のクライアントさんで、提供するサービスはまったく同じなのに、サービス名を変えたことで、毎回すぐに満員御礼となる大人気のサービスになったことがあります。

このような場合、一般に注目されるのは、直前にやった行動です。父母ヶ浜の場合はSNSへの投稿であり、クライアントさんの場合はネーミングの変更です。

しかし、いくらSNSに綺麗な写真を投稿しても実際に行ってみると、あちこちにゴミが落ちていて、がっかりしたという状態であれば人気にはなりません。また、いくらネーミングが良くなっても、そこで提供される価値がしょぼいものであれば、リピートしてくれるお客様は生まれません。

常日頃から、いかに不断の努力をするか。

美しい夕焼けを見ながら、目に見えないところの地道な行動を続けていこうと決意を新たにしました。