ミセルチカラの磨き方
時代の変化に即応できる会社を作る
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
FacebookなどのSNSを使っていると、しょっちゅう仕様が変わることに気づきます。
先日もあるSNSで仕様変更があり、ログインする場所がすぐに分かりづらくなっていて戸惑うことがありました。すると、数日のうちにまた仕様変更があり、ログインするボタンが分かりやすくなるということを経験しました。
私などは機械やシステムには強くないので、マニュアルを見ながら操作するタイプです。
以前携帯電話を買った際は、分厚いマニュアルを見ながら操作を覚えました。しかし、iPhoneなどは買った際にマニュアルがなく、少しまごつきました(汗)。
最近は紙ベースのマニュアルは確実に減りつつあります。
紙の場合は画面デザインや操作方法が変わってしまうと、少し使いづらいものになります。そして、ボタンを押す位置が少し変わったからといって、差替え用の紙をいちいち発行するのは非合理的です。
このため、アップデートが頻繁に行われる機器においては、紙のマニュアルが減るのは当然のことなのかもしれません。
さて、利用者からすると、戸惑うこともある頻繁な仕様変更ですが、常に変化を続けている点では見習うべきことも多いです。
「これは今できる我々のベストだ!」と思って作った商品も、時間が経つにつれてすぐに古びたものになります。
競合商品が出てくることもあれば、予期していなかった不具合が新たに見つかって修正が必要となるケースもあります。また、お客様の嗜好が変わって、一年前には好評だったデザインも、少し野暮ったく感じてしまう恐れもあります。
このため、SNSなどのシステムが常に変化を続けているのと同じく、商品も常に変化を続けていることが求められているのを強く感じます。
この点、「変化する=進歩する」という概念に囚われないことが大事です。なぜなら、変えることで上手くいくとは限らないからです。
「変えたことで不具合が出たら、また変えれば良い」というぐらいの鷹揚な心構えを持つことで、「常に変化を続けている」という状況に近づきます。
一方で、常に変化を続けていくためには逆説的に、変わらない固定点を持つことがポイントです。
会社経営で言えば、「経営理念=変わらない固定点」をしっかり持っていることで、思い切って商品の仕様を変えたり、商品構成を変えたりすることができ、その結果、時代の変化にも即応できるのです。
そこで、社員が社長の顔色ではなく、経営理念を見ながら行動するための理論と方法が学べる勉強会を今月11月13日に開催します。
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プロファイリングから始める経営理念の磨き方
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