ミセルチカラの磨き方
社内コミュニケーションの不存在は会社の存在を揺るがす
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨年「後継社長の実践経営学校」についてプレスリリースを出したところ、ある新聞で記事として取り上げていただきました。
後でお聞きしたところ、たまたま弊社のことを知っていただいた方がおられ、タイミングもあって「面白そうだ」ということで掲載していただけたとのこと。ご縁に感謝しております。
ところで、今私は「ご縁」という言葉を使いましたが、これを「コネを上手く活かせました」という表現を使ったらどんな感じでしょうか?
なんとなく、腹黒いとか、がめついといった印象を持たれたかもしれません。
また、同じことを「リレーションシップが大事ですね」と言うと、やたら英語を使ういけ好かないヤツと感じられるかもしれません。
しかし、「ご縁」でも、「コネ」でも、「リレーション」でも、突き詰めると、人とのつながりを通して、成果につなげるという点は、同じ事象を表しています。
これから言えることは、
- 発する言葉で伝わり方が違う
- 表面的な言葉で判断しない
- 真意を別の言葉に置き換えて伝える
ということ。
社内コミュニケーションの文脈で言えば、
- 社長がどんな表現を使うかで社員への伝わり方が違う
- 社員は社長の言葉をしっかりと深掘りして理解する
- 管理職は社長の真意を社員のレベルに合わせて伝える
ということになります。
先日も、ある会社で社長の示した今期の重点項目の内容が少しねじ曲がって伝わっているケースがありました。
人によって、言葉の辞書が違います。このため、たとえ同じ日本語を使っていたとしても、事実が事実のまま伝わるということは難しいのが現実です。
それゆえ、コミュニケーションにおいては、言葉を発する側も発せられる側も、相手に一歩近づく姿勢が大事です。
言いっぱなし、聞きっぱなしはコミュニケーション不足ではなく、コミュニケーションの不存在。
会社は人と人とのつながりを通して、成果につなげる場であることを踏まえると、コミュニケーションの不存在は会社の存在そのものを揺るがします。
ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。
上記のフォームにご登録いただければ、最新発行分より弊社のメールマガジンをお送りさせていただきます。お気軽にご登録いただければ幸いです。