ミセルチカラの磨き方
勉強熱心な経営者が陥りやすい罠を避けて、会社の成長につなげる
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
私がお会いする経営者は皆さんたいへん勉強熱心な方が多いです。
先日お会いした経営者の方も、「自分は高卒だったので、最初の勤め先では出世に限界があると感じて、脱サラしました」とおっしゃっておられましたが、話の端々から、すごく勉強されていることが伝わってきました。
昔、世界史で知った哲学者の言葉を引用された時は、ちょっとびっくりしたのですが、経営に関しては「私は貸借対照表も損益計算書もよく分かりません」と謙遜されていました。
一方で、経営で大事なのは、「入るを量りて出ずるを制す」と儒教の経典「礼記」に記載されている財務の心構えを強調されていたのです。つまり、会社経営で何より大事なのは、収入が支出を上回るよう資金繰りするという訳です。
この経営者とお話していて感じたのは、単に勉強熱心なだけでなく、すべてを会社経営と結びつけているということです。
哲学であれ、儒教の教えであれ、学問として学ぶ面白さはあるかと思います。学生であれば、それでも問題ありません。
しかし、経営者である以上、お勉強しただけでは、単なる自己満足に終わってしまいます。その学んだことをどう会社経営に活かしていくかという視点がないと、学びに使ったお金が無駄になってしまいます。
学びを学びで終わらせるのか、学びを経営に結びつけて、次の成長につなげていくのか。
学歴が要因で出世を諦め、脱サラして起業した経営者は、その後、会社を一部上場企業にまで成長させました。私もこの経営者の姿勢を学んで、更なる成長を目指します。
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