ミセルチカラの磨き方
社員教育よりも大切な社長の仕事とは?
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
ベストセラー「日本でいちばん大切にしたい会社」で知られる坂本光司先生。その坂本先生が2018年10月8日付けのフジサンケイビジネスアイに「廃業防ぐための社長の役割」というタイトルで記事を書かれていました。
坂本先生が考える社長の仕事は
1.方向の明示と決断
2.社員のモチベーションを上げる
3.後継者を発掘し、育てる
の3つだけであるとのこと。
1や2については、もちろん納得ですが、3はとりわけ重要であり、社長の仕事は社員や管理職の育成ではなく、後継者の育成であるというのが少し意外な感じでした。
社員教育や人材育成に力を入れておられる社長さんも多いかと思います。けれども、そこからさらに一歩踏み込んで、社長が後継者の育成に集中できている会社はたとえ大企業でも、少ないのではないでしょうか。
後継者は、たとえそれが息子であれ、生え抜きの社員であれ、やがては自分を超えていく存在。
自分の部下として働いている時はよいものの、いざ後継者がトップになった時は、自分が下した決断を否定されるケースもあります。その時、前社長は理屈としては理解できても、感情的にはなかなか納得できないことも多いのではないでしょうか。
人が変わるというのは難しいし、それ以上に、人を変えるのは難しいというのを感じます。けれども、法人として会社が成長し、事業を続けていくためには、状況の変化に応じて、会社が変わり続ける必要があります。
後継者を発掘し、育てるというのは、法人という観点から見た場合は、頭を切り替えることで、成長の可能性を拡げることにつながります。この点、社長としては、自分や自分のやってきたことがどうなるかではなく、会社が自分の時以上に発展していくかという視点を持って取り組まないと、なかなか後進を育てることができません。
社員の育成から一歩進んで後継者の育成へ。
さすがに、「日本でいちばん大切にしたい会社」をいろいろと研究されている先生だけに設定されているハードルはかなり高めですが、その答えを見つけられるよう、さらに研鑽を重ねていきます。
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