ミセルチカラの磨き方
大型連休を気持ちよく過ごすために欠かせない事前のチェック事項
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「2019年4月末からの大型連休に伴い、会費の振替日が通常の当月27日から大きく異なるため、ご案内致します。」
今月ある取引先から毎月の口座振替の明細と一緒にこんなご案内が届きました。
今年のGWは10連休ということで、お金の決済関連では通常と異なる動きが発生します。先の取引先にお支払している会費は毎月27日が振替日。けれども、今回は休み明けの5月7日になります。
月末から月初は通常でもお金の出入りがある時です。
月末近くの27日や月初の5日も口座振替などが比較的多い日です。また、銀行借入などは、27日から月末にかけて元利金の支払い日が設定されているケースも多いかと思います。
そして、今回は4月27日から5月6日まで銀行も休みになるので、いろいろな引落しが一気に休み明けに集中します。このため、会社としては、実質月末となる4月26日までに必要なお金を銀行口座に準備しておく必要があるのです。
さて、ここで問題となるのが取引先との支払条件です。
口座振替の場合は銀行が休みの場合は、通常翌営業日の引落しで決まっています。
一方、振込で支払う場合はどうでしょうか。
毎月月末までに支払うという場合、月末が休みならその前の営業日までに支払うという認識があるかもしれません。今年であれば、4月30日が休みなので、「月末に支払う=4月26日に支払う」というケースが多いかと思います。
けれども、この点、人によって認識に違いがあります。このため、中には口座振替と同じく翌営業日扱いで、「月末に支払う=5月7日に支払う」という会社もあります。
今回のケースで言えば、「4月26日までに入金になったお金は5月7日の口座振替に充当可能」ですが、「5月7日に入金予定のお金は毎月27日に支払う分に充当できず、一時的に残高不足になる」恐れがあります。
毎月決まった日に支払をする取引の場合、支払日が休日になった際は前営業日に前倒して支払うのか、翌営業日に後寄せで支払うのかに関して、取引先との間できちんと合意はできているでしょうか。
ちょっとした違いですが、今回のように休みが長く続いたりする場合は、その影響は資金繰りにも及んできます。
お互いに気持ちよくGW明けを迎えられるように曖昧な場合はしっかりと確認しておきましょう。
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