ミセルチカラの磨き方
行動に先立つものの正体はお金ではない?
行動しないのは、先立つものとしてお金がないからではなく、先立つ願望や熱意がないから。お金がないのは行動しない言い訳の一つで、行動する前提条件とはなりません。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
なかなか行動しない時によく言われる言葉が「先立つものがない」。
辞書を調べると、「先立つもの」とは「ある目的を達成するために必要な金の婉曲な言い方」とあります。つまり、お金がないから行動できないという訳です。
- 商品の広告を出したいが、お金がない。
- 自社のサービスを広げるために、営業マンを雇いたいが、人件費を払うお金がない。
- 機械を新しくしたいが、設備投資するお金がない。
先立つものがないとないと実際にはなかなか次の一手を打てないのも事実です。
しかし、広告であれば、無料の動画を配信するというやり方もあります。
また、仮に営業マンを雇えるお金があっても、その営業マンがサービスを売ってこれるとは限りません。
そして、本当に今後の事業展開に必要な資金なら、事業計画を作って資金調達するという方法もあります。
さて、以前、YouTube動画に関するセミナーに参加した時のこと。セミナーには講師の先生のコンサルティングを受けている人も何人か参加されていたのですが、ある人は1年間で7,000本の動画をアップしたそうです。
1年間で7,000本アップするには1日当たりに換算して19.2本。つまり、毎日20本近く動画をアップしないと達成できない数字です。しかも、7,000本の動画をアップした方は1人社長の方でした。
講師の先生が繰り返し言っておられたのは、「本気は技を超える」。
ノウハウを学ぶことに片寄りがちな私にとって、たいへん良い刺激をもらったセミナーでした。
これらのことをいろいろと結びつけていくと、先立つものがないから行動できないという時の先立つものとは、どうしても、それをやりたいという熱意ではないかと最近思うようになりました。
実は先ほどご紹介したセミナーの基調講演でも
成功するために必要なことは、
1.願望・熱意 53%
2.目標設定・管理 27%
3.戦略 13%
4.戦術 7%
という調査がある旨お話がありました。
この数字は何をやりたいかがハッキリ分かり、その目標設定とフォローアップができれば8割方成功するということを意味しています。
行動しないのは、先立つお金がないからではなく、先立つ願望や熱意がないから。
お金がないのは行動しない言い訳の一つではありますが、行動する前提条件とはなりません。
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