ミセルチカラの磨き方
「今日中に」をなくすための社長のひと工夫
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「これって今日中ね!」
会社では一日に一回は聞く言葉ですね。
「今日中に」とか、「大至急」いう時、理由は様々。
- 大切なお客さんから急な依頼があった
- トラブルが発生してすぐに解決しなければならない
- 依頼者が提出期限を忘れていた
などなど。
しかし、よく観察してみると、急ぎの用事を頼む人はたいてい決まってるのではないでしょうか。
そして、中小企業でよくあるのが、社長自身が一番「今日中に」を連発しているケースです。
この点、特に管理部門の社員は社長が思っている以上に、よく上司の姿を観察しています。
日常の仕事に加えて、急な依頼が入ってくると、今やっている仕事を中断してやらなければなりません。一方で、経費削減の観点から「残業は極力するな」という指示も出ています。また、急ぎの案件の場合はどうしてもできる社員に依頼しがちです。
このため、社員が取組んでいる仕事の量や抱えている課題をきちんと社長が把握していないと、いつかは「もうやってられない」と突然辞表を提出されることも・・・。
一方で、急な依頼も上手く回している人は今日中の仕事を頼む際に、「昨日頼んだ仕事は後回しにしていいから」と仕事の優先順位を明確にしたり、同じ部署でも比較的手の空いていそうな人にピンポイントで依頼したり、とちょっとした工夫をされています。
また、急ぎの依頼となる理由や背景をちょっと説明するだけでも、頼まれる側の印象は大きく異なります。
そんな上司からは、「自分のことをちゃんと見ててくれてるんだ」「全体の仕事の状況が見えているなあ」「会社のためならもうひと頑張りしないと」ということが自然と伝わってきます。
社長と社員と言っても同じ人間同士。できることならお互いに気持ち良く仕事をしたいですね。
ところで、「今日中に」と「明日まで」だと、依頼された側の受ける印象は数倍違います。そして、結果として、「明日まで」と頼んだことが「今日中に」仕上がることも少なくありません。
ちょっとした余裕は仕事を上手く回す潤滑油です。
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