ミセルチカラの磨き方
迷った時の判断基準を予め決めて仕事の品質を上げる
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
とあるお好み焼き屋さんにランチを食べにいった時のこと。
お好み焼きといっても、そこは広島風。キャベツと麺を小麦粉と卵で挟んでこんがりと焼き上げるお好み焼きです。
いつもはその店のオバちゃんが焼いてくれるのですが、行った日は休みなのか、そのオバちゃんがいません。そして、普段はキャベツを切っているお兄ちゃんがお好み焼きを焼いています。
いつもの通り、肉玉そばを注文して待つこと10分あまり、「お待たせしました!」と目の前の鉄板の上にお好み焼きが置かれました。
そのお好み焼きを一瞬見た私の第一印象は「あれぇ・・・?」
言葉ではどこがどうだと上手く説明できないのですが、今までとは料理の雰囲気がなんとなく違います。
そして、一口食べて、「むむむ・・・」
不安は確信に変わりました。要は、食べた感じが全体に「べちょっ」としているのです。いつもオバちゃんが焼いていたお好み焼きのようなパリパリ感がありません。焼き方が足りないのか、料理の仕方が悪いのかは分かりませんが、あまり美味しくありませんでした。
そこは今までも数回行っているお店。久しぶりに行った時に味が大きく変わっていたので、ちょっとがっかりなランチになってしまいました。
先のお好み焼き屋さんのように、料理は作り手によって味が大きく違います。
オバちゃんもお兄ちゃんもカウンターの鉄板で焼いているので、どのように料理しているのかは見ていると分かります。しかし、一連の動作にあまり違いはなくても、さじ加減が微妙に異なるのかもしれません。
さて、会社の業務においても、人によって仕事の進め方、やり方は微妙に異なります。
ある程度の大枠は規程やマニュアルで決めていても、
- 完璧を求める
- スピードを重視する
- 分かりやすさが第一
など、それぞれに濃淡があります。
私も今まで何十人という上司の人に仕えてきましたが、その時々によって重点を置くポイントを使い分けてきた気がします。そして、これらマニュアルなどでは伝わりにくい判断基準が結果的には大きな違いを生むことがあります。
迷った時にはどこに立ち返って考えるべきか。
この点が社内で意思統一でき、しっかりと全員に浸透しているかどうか。
一朝一夕にはできないことだけに日頃から頭の片隅には置いておきたいですね。
★自分の価値判断の基準を知るにはコアコンセプトを深掘りすることです。詳しくは「こちら」。
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