ミセルチカラの磨き方
会議では行動と結びつく形で目標を決める
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「ゼロじゃないよ!!!」
朝会という名の朝の営業会議。
銀行員時代、カードローンの獲得強化月間があり、毎朝の会議で「今日はカードローンを何件獲得するのか?」営業担当者が全員宣言させられることがありました。
ある朝、A先輩が、「今日はゼロです」と言ったところ、推進担当であるB先輩が怒って冒頭の言葉が発せられました。
一瞬きまずい雰囲気が漂った後、ゼロだと言ったA先輩は「1件です・・・」と修正しました。
初めて営業に上がった時、同じ課の営業成績の良い先輩に教わったのは「ウソでもいいから、営業会議では数字を言え」ということでした。
つまり、たとえ「今日は外回りができないので、カードローンの獲得は難しそう」という状況であっても、「(がんばって)1件獲得します!」と言った方が良いという訳です。
実際、A先輩は窓口応援の担当か何かで外出できない日だったので、正直に「ゼロです」と言ったら、B先輩の怒りに触れた訳です。会議の後、B先輩からは「皆でがんばってカードローンを獲得しようという時に、『ゼロ』なんて士気が下がる」と聞かされました。
あなたはどう思われるでしょうか。
さて、広辞苑によると、会議とは
- 会合して評議すること
- 何かを決めるため集まって話し合うこと
- その会合
とありました。
毎朝の営業会議であれば、今日の目標を決めるために開かれます。そして、本来であれば、決めた後には行動を伴うのが普通です。しかし、残念ながら、建前だけの目標を決めても行動に結びつかないことが少なくありません。
人を動かすためにあなたの会議では何を決め、何を決めていないのか。
特に営業会議では、目標の押し売りになっていることが多いので、一度見直してみましょう。
ところで、銀行を辞めてからもB先輩とはたまにお会いしますが、「ゼロじゃないよ!!!」は必ず話題に上ります。
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