ミセルチカラの磨き方
コアコンセプトから見る「ボヘミアン・ラプソディ」
ワクワクの仕掛け人、岩井洋美です。
くぅ~っ、最高によかった!
もぉ~っ、感動した!
何がそんなに良かったって、現在公開中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」です。
自分のお小遣いで買った初めてのLPレコードがQUEENの「華麗なるレース」というアルバムでした。
(今も実家にはQUEENのレコードがいっぱい 笑)
そう、私はQUEEN大好き少女だったのです!
お気に入りの歌は自分でも歌いたい!
一語一語英語の辞書で調べて歌詞を覚えて、発音は耳を頼りに何度も聞いて熱唱していましたね~。
27年前、ボーカルのフレディが45歳という若さで亡くなった時には大ショックだったこと、今もよく覚えています。
映画の「ここがよかった~」って話はいくらでも書けそうですが、コアコンセプト視点でこの映画を考えてみようと思います。
そう、フレディのコアコンセプトです。
コアコンセプトは、子供の頃の経験や環境、人間関係に大きく影響を受ける
ということから言うと、フレディは差別や偏見の中で育ったと想像できます。
彼はペルシャ系インド人の両親の元、当時イギリスの植民地であったタンザニアのザンジバル島の生まれ。
その後ザンジバル、インド、ロンドンと生活の場が変わっていきます。
映画の中でも「パキボーイ」と呼ばれるシーンがありましたが、そもそも、パキスタン人でもないわけで、それは情愛のこもった呼び方ではなく、さげすまれたかんじです。
きっと同じようなことがたびたびあったと考えると、映画の中で描かれるフレディという特別繊細な人の強烈な孤独感の元になっているのかもしれません。
コアコンセプトで考える(裏)は、「孤独」という単純な言葉ではとても表現できないものがあります。
この孤独、「一人ぼっち」とか「誰もわかってくれない」というニュアンスではないからです。
闇のような孤独…深い深い孤独…底なし沼のような孤独…。
それを前提にフレディが作った歌詞を見てみると、強烈な孤独感を感じることもできます。
ボヘミアン・ラプソディもそうですが、私が好きでよく歌っていた「愛に全てを」も。
「愛に全てを」とか「伝説のチャンピオン」とか邦題だけで、どちらかというとハッピーな歌のイメージでした。
歌詞は歌詞としての意味を持たずに音楽として、歌声、メロディ、ハーモニー、リズムに魅了されていたわけです。
映画を観て思いました。
「私が魅かれていたのは、コアコンセプトの(表)かも…。」
強烈な孤独感が形を変えたとき、それは「唯一無二」になっていると思うから。
映画の中のクライマックスと言える伝説のライブを前にフレディが言います。
自分の道は自分で決める…自分はパフォーマーだから。
唯一無二、不世出のパフォーマーとしてのフレディがコアコンセプトの(表)を発揮している状態に違いありません。
パフォーマーとして最高の力を発揮するための原動力は強烈な孤独感と戦う中で求め続けたものだと感じます。
愛し愛されること。
包み込まれる温かさやぬくもりを
愛と言うのか、優しさと言うのか…。
安らぎと言うのか、つながりと言うのか…。
時にどっぷり(裏)に陥りながらも切望し続け追い求めたものは、彼が生み出す音楽を通じて、聴く人に与えられていたんだろうな~。
映画は実際とは違って脚色されているところもあるからプロファイリングというわけにはいかないけれど、当らずとも遠からずだと思っています。
フレディという天才が生み出したQUEENの音楽。
ず~っと好きだったけど、改めてその素晴らしさを味わいました。
そして、思う…もう一度見に行こう~!!
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