ミセルチカラの磨き方
コアコンセプトに沿って、ビジョン、ミッション、セルフイメージを固める
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
深層価値観であるコアコンセプトを発掘するのは、あくまでも出発点。コアコンセプトを見つけた後で、我々が次に行うのは、コアコンセプトをベースにした形で、経営者ご本人のビジョン、ミッション、セルフイメージを言語化することです。
ビジョン、ミッション、セルフイメージについても、いろいろな定義がありますが、弊社では、以下のように定めています。
- ビジョン:理想の世界
- ミッション:ビジョンを実現するための使命・役割
- セルフイメージ:自分が最も力を発揮できる姿
ビジョンやミッションについては、自分自身でも「こんな世界を作りたい」、「自分は〇〇で人の役に立ちたい」というイメージはなんとなく持っておられるかと思います。けれども、自分の価値観の判断基準が分かった後で、ビジョンやミッションを見直してみると、微妙に表現が変わってくることがあります。
また、セルフイメージについても、「自分は△△だ!」という自覚はあるかと思います。しかし、自分が力を発揮できるのはどういう時なのかについては、言葉としては案外認識できていません。
コアコンセプトが分かっても、自分のやりたいことが大きく変わる訳ではありません。一方で、コアコンセプトが分かって、焦点の当て方が変わることで、仕事の取組み姿勢や、ビジネスの捉え方にも大きく変化が生まれます。
私の場合は、コアコンセプトの表である「自然体」と裏である「強要」が分かった後、ビジョン、ミッション、セルフイメージを以下のように定義しています。
- ビジョン:人が理不尽なしばりに影響されず、やりたいことが自由にできる世界
- ミッション:阻害要因を取り除いて、発展の基盤となるレールを敷くこと
- セルフイメージ:百歩先の可能性を実現する人
セルフイメージで言えば、以前はクライアントさんを下支えするというイメージを持っていましたが、現在では違っています。具体的には、「売上高100億円のホールディングカンパニーのトップなら、どんなアドバイスや提案をするか」という観点から、日々のセッションに臨んでいます。
ビジョンやミッションは、美辞麗句を並べても意味がありません。まずは、自分の中で腑に落ちるかどうか。この点、コアコンセプトが分かった後で、ビジョンやミッションを見直すと、自分の価値観に沿った形での表現になるので、しっくり感が増します。
セルフイメージも高いか、低いかではなく、自分が力を発揮できる姿かどうかという観点で定めることで、持っている力をどう出せば良いのかが分かってきます。
そして、中小企業の場合、会社のビジョンやミッションは経営者本人のミッションやビジョンと密接に関わってきます。また、経営者のセルフイメージが定まることで、会社がどんなバリューを提供するのかという軸も定まってくるのです。
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