ミセルチカラの磨き方
他人の欠点が気になる人がハマっている落とし穴
他人の欠点が気になる人は、自分自身に対しても、長所よりも、できてないところ、足りないところ、ダメなところなど自分の欠点を気にしがちです。
ワクワクの仕掛け人、岩井洋美です。
経験がないのに〇〇ができた
知識がないのに〇〇をやった
社員の「できたこと」や「やったこと」を褒めるのに、こういう褒め方をする場合があります。確かに、事実はそうかもしれませんが、何でもかんでもこの方式だとすると、ちょっと問題です。
何が問題か?
欠点にフォーカスされていることがです。
できたことややったことよりも、ないことやダメなこと、つまり欠点に目が行っています。
「欠点あるけど頑張ったね」というかんじ。
褒めるならまずはできたことやったことです。
たぶんね、わざわざ言われなくても、そんな欠点は本人が一番分かっているはずですから。
褒めることに限らずですが、先に長所よりも欠点に目が行く、欠点の方がう~んと気になる、という人がいます。
欠点にばかりフォーカスしてしまうと、相手のやることなすこと、ちょっとしたことが気になります。
そう…、どんどんエスカレート。
社内でのこの構図、信頼関係の構築なんてことからはどんどん遠くなります。
ただ、最近こう思うんです。
相手の長所よりも欠点がまず先に気になる人って、本当は自分に対してもそうなんじゃないかなって。
自分の良いところよりも、できてないところ、足りないところ、ダメなところを気にしているってことです。
でも、「本当は」というところがミソ。表向きは、気にしていないように振舞っているからです。
そうするためには、格好をつけます。もしかしたら、鎧もつけなくてはならなくなります。
つまり、ものすごくしんどいし、ややこしい!
そういう人に、「自分で自分をいいなって思うところは?」って質問すると、たいてい答えに詰まります。
中には「ないんじゃないかなぁ」と言う人もいます。
ダメだと思うところはたくさん出てくるのに、良いところは答えられない。
「〇〇なところなんか、いいんじゃないですか?」と言ってみたとしても、「こんなぐらいでは、いいと言えないでしょ。たいしたことない。」ってかんじになりますね…たいてい。
あくまでも自分が思っている欠点ですから、他人から見たら「えっ?そぉ?」ってこともありますが、自分としては認められないし、認めたくないってことですね。だけど、本当はそれが気になる。
他人の欠点ばかりが目に付くとき、「自分に対してもそうなっていないか?」と気にして欲しい。
きっとなっていると思いますよ。
でも、そのことに気づけないと、他人の欠点ばかりが気になって、果ては他人のせいにするようになるんです。
つまり、それでは自分の力を発揮できていない!ってこと。
さて、あなたのいいところ…自分でちゃんと言えますか?
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