ミセルチカラの磨き方
「楽しんでもらいたい!」が炸裂していた真田幸村ゆかりの地
ワクワクの仕掛け人、岩井洋美です。
乗り鉄の夫に付き合ってときどき電車旅に出かけますが、乗り鉄が立てる旅の日程に驚かされのもしばしば。
さてこの週末、2日間で9種類の電車に乗ってきました。ほぼ観光は無し、乗りっぱなしの2日間です(笑)
初日の目玉は、上越妙高駅から糸魚川駅までを走る越後トキめき鉄道の雪月花。
山と海の景色を楽しみながら、海の幸山の幸も堪能する最近流行のリゾート列車です。
乗車の便ではフレンチの三段重!
最近こういうリゾート列車に乗ると、出発駅はもちろんですが、途中の停車駅でも、必ず「駅職員によるお見送り」があります。これはもう、お決まりってかんじです。
リゾート列車の横断幕を掲げ、中にはキャラクターも登場して手を振ってのお見送り。
お客様を歓迎する感じや、お客様に気持ちよくおでかけしていただく感じは、よく分かりし、とっても良いことだと思います。
「お客様に喜んでいただく」ためのひとつではありますが、いかにも、「このお見送りのために借り出されました」って感じのときもあるんです…残念ながら。
手は振っていても顔がイヤイヤなんですよ。仕方なくやってますって感じがわかってしまう。
はにかみながら恥ずかしげに手を振るっていうのとの違いは明らかで、「それならやらないほうがいいのにな~」と思ってしまうぐらいです。
たぶん、上からの命令でやらされてるんでしょうね。「忙しくても手を止めて参加しろ」みたいな感じでしょうか。「なぜそれをやるのか」、「どんな気持ちでやるのか」なんてことはお構いなしに。
しかし、今回の旅では「お客様を楽しませたい!」を体現している方に出会いました。
2日目の目玉、長野駅から軽井沢駅を走るろくもん。信州の豊かな自然を景色と食事で楽しむ電車です。
途中停車駅の上田駅。
真田の甲冑に身を包んだ上田の駅長さんがたった1人でお出迎え。
でも、満面の笑顔! これ以上笑えないってぐらいの笑顔です。
甲冑姿の駅長との写真撮影タイムが設けられていて、「来てくださってありがとうございます」の言葉とともに、ここでも駅長さんの満面の笑顔が炸裂します。
駅長さんの「ろ~くもん!」の掛け声でパチリ!
上田駅を後にするときも、駅長さんのお見送りがあるわけですが、ここでも大サービス。駅職員が下ろす刀で切られているシーンを演じながら、これ以上ない笑顔で手を振ってくださっていました。
もちろん、そのサービス精神あふれる演出には笑ったし、大いに楽しませてもらいました。でも、一番の感動は仕事を超えた「お客様を楽しませたい!」という気持ちです。
しかたなくやっているわけでも、やらされているわけでもなく、一瞬たりとも満面の笑顔が消えることもありませんでした。「楽しませたい!」の一心でやっていることが伝わってきます。
そうでなければ、あの笑顔はできないだろうと思います。私たちが乗車したのは午後の便。午前中にもやっているわけですから、仕事として割り切ってやっていたらあの笑顔を続けられません。
「お客様を楽しませたい」というのは、理屈じゃないんだな~と改めて思いました。
「これは歌に活かさないといけないんじゃないの?」とまた先を越されて夫に言われてしまいましたが(笑)、よぉ~く分かっています。
上田駅の駅長さんのように心から…ってこと。
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